今や芸能人格付けチェックの常連というイメージが強い『GACKT』。その『GACKT』が在籍していたバンドが『MALICE MIZER』です。
音楽業界の中でも異端な扱いを受けがちなV系バンドですが、そんなV系バンドの中でも”魅せ方”という点で特に異端な存在を放っていたのが『MALICE MIZER』。度重なるメンバー入れ替えの末、2001年に活動を休止しました。
今回は『Syunikiss〜二度目の哀悼〜』の個別楽曲レビューです。
※『MALICE MIZER』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/MALICE MIZER
目次
『Syunikiss〜二度目の哀悼〜』の全体概要
基本情報
アーティスト | MALICE MIZER |
曲名 | Syunikiss〜二度目の哀悼〜 |
演奏時間 | 4:12 |
作詞 | Gackt.C |
作曲 | Yu〜ki |
編曲 | MALICE MIZER & 島田陽平 |
アルバム『merveilles』の中では唯一のYu〜ki作曲作品。
『Syunikiss〜二度目の哀悼〜』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
merveilles | 2 |
La Meilleur Selection de MALICE MIZER | 8 |
オリジナルアルバム『merveilles』の2曲目に収録。
また、非シングル曲ながら、ファン投票によって選曲されたベストアルバム『La Meilleur Selection de MALICE MIZER』にも収録されています。
※『Syunikiss〜二度目の哀悼〜』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
壮大なオーケストラで『MALICE MIZER』らしさ全開の1曲、『Syunikiss〜二度目の哀悼〜』。
メジャー1stアルバム『merveilles』の2曲目に収録されていますが、1曲目が1分程のインスト曲『〜de merveilles』でしたので、本作『Syunikiss〜二度目の哀悼〜』が実質の1曲目のようなポジションです。
『MALICE MIZER』というバンドのメジャー1stアルバム、その実質1曲目なのに、オーケストラをがっつり用いたサウンドで全くロックバンドらしからぬ楽曲になっています 笑。
ギターソロで申し訳程度にギターの音が聞こえる程度。
ただ、私はかなり好きなんですよね、本作『Syunikiss〜二度目の哀悼〜』。
オーケストラって言葉だけ見ると、ちょっと眠そうなイメージがあるかもしれませんが、本作『Syunikiss〜二度目の哀悼〜』は思いのほかスピード感があります。
それも、取って付けたように高速のドラムとオーケストラを組み合わせているわけではなく、スピード感を演出するリズムとオーケストラの演奏が噛み合うような作りになっているんです。
ドラムの手数は割と少な目だけど、バイオリンが細かく刻んでいるとか、そういう各楽器のリズムの取り方がこのスピード感を生んでいるのでしょうね。
ところで、本作『Syunikiss〜二度目の哀悼〜』、曲名に「Syunikiss」という聞いたことのない単語が出てきます。英語っぽいけど英和辞書に載っていなかったので、おそらく『MALICE MIZER』の造語なのでしょう。
『Syunikiss〜二度目の哀悼〜』のミュージカルみたいな歌詞の世界観を表している造語と思われますが…私には解読できませんでした 笑。
『Syunikiss〜二度目の哀悼〜』収録アルバムレビューリンク
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主に帰すでsyunikissだったのを思い出しました!雑誌のインタビューでGACKTが言ってたような気がします。
ゆうじさん
貴重なコメントありがとうございます!
なるほど、この楽曲名にはそういう由来があったんですね。
そりゃ、英和辞書に載っていないわけです 笑。