個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/SADISTIC DESIRE

投稿日:2019年1月11日 更新日:

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。

YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。

2007年の再結成とその後の新たな飛躍を天国のHIDEも喜んで見守ってくれていると信じています。

今回は、『X JAPAN』の楽曲、『SADISTIC DESIRE』のレビューです。

※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN

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『SADISTIC DESIRE』の全体概要

基本情報

アーティストX JAPAN
曲名SADISTIC DESIRE
演奏時間6:09
作詞YOSHIKI
作曲HIDE
編曲X

HIDE作曲にYOSHIKI作詞という珍しい組み合わせの楽曲。

インディーズアルバム『Vanishing Vision』が初出ですが、メジャーデビュー後、シングル『Silent Jealousy』のカップリングとしてリメイクされました。

『SADISTIC DESIRE』収録アルバム

アルバム名トラック#
Vanishing Vision4
X SINGLES8
B.O.X 〜Best of X〜 (Disc 1 Best of X)8
PERFECT BEST (Disc 2)2

インディーズアルバム『Vanishing Vision』の4曲目に収録。

いくつかのベストアルバムにも収録されており、『X SINGLES』、『B.O.X 〜Best of X〜』にはシングルバージョンが収録されています。

※『SADISTIC DESIRE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

曲名通り、歌詞が非常に暴力的な楽曲、『SADISTIC DESIRE』。

この手の楽曲は比喩を使ったりして、直接的な表現は避けがちなのですが、本作『SADISTIC DESIRE』はそのものズバリの言葉がふんだんに使用されています。音楽でなければR指定されること間違いなしです 笑。

そんなバイオレンスな『SADISTIC DESIRE』ですが、歌詞の内容とは裏腹に楽曲自体はかなり聴きやすいです。

シンプルなギターリフのイントロ、はっきりとしたAメロとBメロ、そしてキャッチーなメロディーのサビという、我々にお馴染みの構成が聴きやすい理由の一つでしょう。そういう意味では、本作『SADISTIC DESIRE』がアルバム『Vanishing Vision』収録曲の中で最もJ-POP的な構成をしているように思います。

この辺りは作曲者HIDEの絶妙なバランス感覚が発揮されているところかもしれませんね。

本作『SADISTIC DESIRE』、上述の通り、インディーズ版とシングル版の2バージョンが存在します。

もちろんメジャーデビュー後にリリースされたシングル版の方が音は洗練されているのですが、個人的にはインディーズ版の方が好きだったりします。サビで聴けるToshlの高音コーラスがインディーズ版がかっこいいんですよね。まさに、「ecstasy」って感じのコーラスです!

VANISHING VISION 2000年 (型番XXC-1001) (Amazonリンク)

(『Vanishing Vision』のAmazonリンクです。『Vanishing Vision』の過激なジャケットを表示させるとGoogle先生に怒られそうなので、文字リンクの配置とさせてください。)

『SADISTIC DESIRE』収録アルバムレビューリンク

※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。