日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。
YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。
2007年の再結成とその後の新たな飛躍を天国のHIDEも喜んで見守ってくれていると信じています。
今回は、『X JAPAN』の楽曲、『SADISTIC DESIRE』のレビューです。
※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN
『SADISTIC DESIRE』の全体概要
基本情報
アーティスト | X JAPAN |
曲名 | SADISTIC DESIRE |
演奏時間 | 6:09 |
作詞 | YOSHIKI |
作曲 | HIDE |
編曲 | X |
HIDE作曲にYOSHIKI作詞という珍しい組み合わせの楽曲。
インディーズアルバム『Vanishing Vision』が初出ですが、メジャーデビュー後、シングル『Silent Jealousy』のカップリングとしてリメイクされました。
『SADISTIC DESIRE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Vanishing Vision | 4 |
X SINGLES | 8 |
B.O.X 〜Best of X〜 (Disc 1 Best of X) | 8 |
PERFECT BEST (Disc 2) | 2 |
インディーズアルバム『Vanishing Vision』の4曲目に収録。
いくつかのベストアルバムにも収録されており、『X SINGLES』、『B.O.X 〜Best of X〜』にはシングルバージョンが収録されています。
※『SADISTIC DESIRE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
曲名通り、歌詞が非常に暴力的な楽曲、『SADISTIC DESIRE』。
この手の楽曲は比喩を使ったりして、直接的な表現は避けがちなのですが、本作『SADISTIC DESIRE』はそのものズバリの言葉がふんだんに使用されています。音楽でなければR指定されること間違いなしです 笑。
そんなバイオレンスな『SADISTIC DESIRE』ですが、歌詞の内容とは裏腹に楽曲自体はかなり聴きやすいです。
シンプルなギターリフのイントロ、はっきりとしたAメロとBメロ、そしてキャッチーなメロディーのサビという、我々にお馴染みの構成が聴きやすい理由の一つでしょう。そういう意味では、本作『SADISTIC DESIRE』がアルバム『Vanishing Vision』収録曲の中で最もJ-POP的な構成をしているように思います。
この辺りは作曲者HIDEの絶妙なバランス感覚が発揮されているところかもしれませんね。
本作『SADISTIC DESIRE』、上述の通り、インディーズ版とシングル版の2バージョンが存在します。
もちろんメジャーデビュー後にリリースされたシングル版の方が音は洗練されているのですが、個人的にはインディーズ版の方が好きだったりします。サビで聴けるToshlの高音コーラスがインディーズ版がかっこいいんですよね。まさに、「ecstasy」って感じのコーラスです!
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『SADISTIC DESIRE』収録アルバムレビューリンク
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