個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/GIVE ME THE PLEASURE

投稿日:2019年1月12日 更新日:

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。

YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。

2007年の再結成とその後の新たな飛躍を天国のHIDEも喜んで見守ってくれていると信じています。

今回は、『X JAPAN』の楽曲、『GIVE ME THE PLEASURE』のレビューです。

※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN

stone-figure

『GIVE ME THE PLEASURE』の全体概要

基本情報

アーティストX JAPAN
曲名GIVE ME THE PLEASURE
演奏時間2:57
作詞YOSHIKI
作曲TAIJI & HIDE
編曲X

『GIVE ME THE PLEASURE』収録アルバム

アルバム名トラック#
Vanishing Vision5

インディーズアルバム『Vanishing Vision』の5曲目に収録。

※『GIVE ME THE PLEASURE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

作詞はYOSHIKIとのクレジットがありますが、Toshlが歌うパートはありません。おじさんの叫び声や語りが聴こえてきますが、実質インスト楽曲と思って聴くのがよろしいかと思います。

本作『GIVE ME THE PLEASURE』はTAIJI & HIDEのコンビによる作曲ですが、この組み合わせの楽曲はアルバム『BLUE BLOOD』収録曲の『XCLAMATION』でも聴くことができます。

『XCLAMATION』もそうですが、『GIVE ME THE PLEASURE』はTAIJIのスラップがかっこいいですね。オープニングからビンビンバシバシとTAIJIのテクニカルなスラップ奏法を堪能できます。

実質インスト楽曲の本作『GIVE ME THE PLEASURE』ですが、もっと言えば、”TAIJIのソロタイム的な位置づけの楽曲”と捉えても間違いないかもしれませんね。

改めて振り返ってみると、TAIJIは作曲面でも演奏面でも当時のXの大きな柱となっていたことがわかります。1991年にXを脱退したものの、2010年のワールドツアーでは『X JAPAN』との共演を果たしていますので、X+TAIJIによる新たな展開が楽しみでした。

しかし、TAIJIは2011年に亡くなられてしまい、XとTAIJIの共演は二度と実現しないことに…。

TAIJI在籍時のXの楽曲を聴き直してみると、この事実には悔しい思いがしてなりません。

VANISHING VISION 2000年 (型番XXC-1001) (Amazonリンク)

(『Vanishing Vision』のAmazonリンクです。『Vanishing Vision』の過激なジャケットを表示させるとGoogle先生に怒られそうなので、文字リンクの配置とさせてください。)

『GIVE ME THE PLEASURE』収録アルバムレビューリンク

※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】hide/OEDO COWBOYS (In Low-Fi Mono!)

伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。 カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/HOTEL宇宙船

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 復活後も精力的に新作を発表してくれるのがとても嬉しいです。 テレビなんかでは、過去の名作を披露してくれることが時々ありますので …

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/風の行方

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/カナタヘ…

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 アンダーグラウンド界のカリスマボーカル”キリト”と、奇天烈なサウンドで世界観に …

【個別楽曲レビュー】hide/BREEDING

伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。 カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。