2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。
以降、あまり良くないイメージを払拭しきれないところはありますが、おしゃれなサウンドに乗せたラップとキャッチーなサビを持つ、当バンドの楽曲の魅力は色褪せません。
いつかもう一度、年末の晴れ舞台へ立つことはできるのか…!?
今回は、『song3』の個別楽曲レビューです。
※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。
『song3』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゲスの極み乙女。 |
曲名 | song3 |
演奏時間 | 3:05 |
作詞 | 川谷絵音 |
作曲 | 川谷絵音 |
編曲 | ? |
『song3』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
みんなノーマル | 5 |
『ゲスの極み乙女。』メジャー1stミニアルバム(インディーズも含めると3rdミニアルバム)『みんなノーマル』の5曲目に収録。
※『song3』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
イギリスの『Blur』というロックバンドに『Song 2』という楽曲があります。
こちらです。
どうでしょう。サビの「Woo-hoo」っていう印象的なフレーズ、おそらく聴いたことあるんじゃないでしょうか。
さて、その『Blur』の『Song 2』とよく似た曲名を与えられたのが、『ゲスの極み乙女。』の本作『song3』です。
この『song3』という曲名から『Blur』の『Song 2』を嫌でも連想してしまうわけですが、曲の内容もいくつか共通点を見いだせます。『song3』という曲名は『Blur』の『Song 2』から着想を得ているのは、おそらく間違いないでしょう。
最もわかりやすく、かつ決定的な共通点はサビですね。『Blur』の『Song 2』も『ゲスの極み乙女。』の『song3』も、サビで「Woo-hoo」と叫んでいます。
この部分について、本作『song3』は最初から『Song 2』を意識してサビに「Woo-hoo」というフレーズを取り入れたのかもしれませんし、逆に、『Song 2』を意識せず、サビで「Woo-hoo」というフレーズを取り入れた曲を作り、なんだか『Song 2』っぽいから本作に『song3』という曲名をつけたのかもしれません。
どういった経緯でこのサビと『song3』という曲名が与えられたかはわかりませんが、上記2パターンのどちらかなんじゃないかなと思います。
あとは曲の雰囲気ですね。使用されている楽器や音は別モノですが、“投げやりなハイテンション”という雰囲気は『Song 2』、『song3』ともに共通している気がします。
結局のところ、”『Blur』の『Song 2』を『ゲスの極み乙女。』風に解釈したらこうなったよ”、という受け止め方をして、私は本作『song3』を聴いています。
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『song3』収録アルバムレビューリンク
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