J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。
初期ELTサウンドを支えた五十嵐充は2000年にELTを脱退。その後、『day after tomorrow』のプロデューサーとして再び活躍を始めます。
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『Good for nothing』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
目次
『Good for nothing』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | Good for nothing |
演奏時間 | 4:39 |
作詞 | 持田香織 |
作曲 | 持田香織 |
編曲 | 桑島幻矢 |
作詞作曲とも持田香織が担当。
『Good for nothing』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
4 FORCE | 4 |
4thアルバム『4 FORCE』の4曲目に収録。
※『Good for nothing』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作の『Good for nothing』という曲名、日本語訳すると“役立たず”という意味になります。また、Weblio英和対訳辞書いわく、”good-for-nothing”には“下らない男”という意味もあるそうです。
歌詞を見ると、恋愛相手の男を「ロクデナシ」と呼んでいることがわかりますので、本作『Good for nothing』の意味は“下らない男”と捉える方がしっくりきますね。
…しかし、”下らない男”とは、なかなか過激な表現です 笑。ELTにしては珍しく、ダークサイドな雰囲気が漂います。
そして、楽曲の聴き心地も割とダークサイドよりな感じです。不穏という表現が近いでしょうか。
過去の楽曲で言えばアルバム『Time to Destination』収録の『True colors』あたりと似た雰囲気を持っています。
『True colors』にしても本作『Good for nothing』にしても、シングル曲では聴けないであろう憂鬱なELT的側面がアルバム曲ならではって感じがしてけっこう個性的ですよね。
本作『Good for nothing』、『Every Little Thing』の真骨頂を表す楽曲ではありませんが、アルバムにいろどりを添える重要な役目を持った1曲だと思います。
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『Good for nothing』収録アルバムレビューリンク
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