2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
このバンドを紹介する際、当たり前のように『THE YELLOW MONKEY』と打ち込んでいるわけですが、よく考えるとこの言葉って、元は東洋人を差別する言葉なわけで。
もしGoogle先生がこのバンド名を差別表現にあたると分類し始めたら、『THE YELLOW MONKEY』の記事をバンバン上げている私のサイトはインターネット上から抹消されるでしょう。…そのときは、お察しください。
今回は、アルバム『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE』の4曲目、『Neurotic Celebration』レビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
目次
『Neurotic Celebration』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | Neurotic Celebration |
演奏時間 | 3:42 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 菊地英昭 & 吉井和哉 |
編曲 | THE YELLOW MONKEY |
『Neurotic Celebration』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE | 4 |
オリジナルアルバム『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE』の4曲目に収録。
※『Neurotic Celebration』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作『Neurotic Celebration』、曲名を直訳をしようにも「Neurotic」という単語をどう捉えるかが難しいですね。とりあず、Google翻訳曰く、“神経症のお祝い”だそうです。。。
うん…ちょっと何言ってるかわかんないです 笑。
本作が収録されているアルバム『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE』に『Romantist Taste』という楽曲があります。こちら、『THE YELLOW MONKEY』の記念すべき1stシングルでもある楽曲なのですが、この作品の歌詞中にも「neuron」という単語が出てきます。
「neurotic」にせよ「neuron」にせよ、神経細胞にまつわる英単語ってなかなか歌詞に使われる言葉ではないですよね。こんな独特な言葉を立て続けに違う楽曲に出している辺り、吉井和哉の中で当時「neuron」系の言葉が流行っていたのかもしれません。
本作『Neurotic Celebration』、上述の通り曲名も独特なのですが、歌詞もやはり独特。
そんな独特な歌詞の中、私はサビ前のワンフレーズが好きです。ここで”先天的に身体の構造が普通ではない”と言うことを、「神の最高級の悪戯」と表現しているのですが、これにはハッとさせられましたね。
そして、その「神の最高級の悪戯」の正体はというと、サビに出てくる「Androgynous」という単語が答えなのでしょう。この単語、“両性具有”という意味の言葉です。もっとわかりやすい言葉で言い換えれば“ふた〇り”というやつですね。
いやはや、“ふた〇り”をテーマにした楽曲をメジャーというフィールドで展開するとは…当時のイエモンが纏っていた妖しい雰囲気にはピッタリとは言え、それでもなかなかに挑戦的な内容だったのではないでしょうか。
Amazonで試聴できます。
『Neurotic Celebration』収録アルバムレビューリンク
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY