伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。
カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして若くして迎えてしまった死…。
『hide』を聴いたことがある人なら、おそらく誰しも思ったんじゃないでしょうか、”今も生きてたら、どんなことして楽しませてくれてたんだろう”って。
今回は、『POSE』のレビューです。
※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide
『POSE』の全体概要
基本情報
アーティスト | hide |
曲名 | POSE |
演奏時間 | 4:54 |
作詞 | hide |
作曲 | hide |
編曲 | hide |
曲名の『POSE』、日本語でも”写真のポーズを取る”なんて文脈で使われる単語です。『POSE』という単語、他にも”見せかけ”なんて意味も持っています。”あいつの言うことはポーズだ”って感じで、日本語でも時々この意味で使われますね。本作『POSE』は後者の”見せかけ”の意味で解釈する方が合っている気がします。
ちなみに、格闘ゲームなんかで出てくる”ポーズ(中断)”はスペル違いで”pause”。”pose”と”pauseでは”発音も若干違いますが、まぁ、細かいことは置いておきましょう。
『POSE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
PSYENCE | 14 |
hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜 | 15 |
KING OF PSYBORG ROCK STAR | 7 |
2ndオリジナルアルバム『PSYENCE』の14曲目に収録。
『KING OF PSYBORG ROCK STAR』にはライブバージョンで収録されています。
※『POSE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
リズミカルな卓球のラリー音がオープニングを飾る『POSE』。
とにかくイントロや間奏がかっこいい1曲です!
特にイントロの40秒~55秒辺りがお気に入り。このパート、RPGのボス戦風な雰囲気がありません?若干ホラーゲームっぽさのあるギターと疾走感のあるリズムが癖になります。
私の中では、スクエニのホラーRPG”parasite eve”のイメージ。ミトコンドリアに支配されたクリーチャーが跋扈する、冬のニューヨークが頭の中に描かれます。
あと、1番のBメロ1回目とAメロ2回目の間にある間奏、ここもかっこいい!
『hide』の楽曲にしては珍しく、ピアノがフィーチャーされたセクションになっています。アンダーグラウンドな雰囲気漂う中、ピアノが奏でるオリエンタルなメロディー。いいですねぇ。
本作『POSE』、『ROCKET DIVE』や『ピンク スパイダー』ほど派手な立ち位置ではありませんが、『hide』の楽曲のかっこよさを味わうという意味では、こういった有名曲にも負けないパワーがあります。
その両方を納めた『hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜』のバランスって、やっぱすごいな。
『POSE』収録アルバムレビューリンク
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