個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】hide/POSE

投稿日:2017年10月13日 更新日:

伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。

カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして若くして迎えてしまった死…。

『hide』を聴いたことがある人なら、おそらく誰しも思ったんじゃないでしょうか、”今も生きてたら、どんなことして楽しませてくれてたんだろう”って。

今回は、『POSE』のレビューです。

※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide

pantomime

『POSE』の全体概要

基本情報

アーティストhide
曲名POSE
演奏時間4:54
作詞hide
作曲hide
編曲hide

曲名の『POSE』、日本語でも”写真のポーズを取る”なんて文脈で使われる単語です。『POSE』という単語、他にも”見せかけ”なんて意味も持っています。”あいつの言うことはポーズだ”って感じで、日本語でも時々この意味で使われますね。本作『POSE』は後者の”見せかけ”の意味で解釈する方が合っている気がします。

ちなみに、格闘ゲームなんかで出てくる”ポーズ(中断)”はスペル違いで”pause”。”pose”と”pauseでは”発音も若干違いますが、まぁ、細かいことは置いておきましょう。

『POSE』収録アルバム

アルバム名トラック#
PSYENCE14
hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜15
KING OF PSYBORG ROCK STAR7

2ndオリジナルアルバム『PSYENCE』の14曲目に収録。

『KING OF PSYBORG ROCK STAR』にはライブバージョンで収録されています。

※『POSE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

リズミカルな卓球のラリー音がオープニングを飾る『POSE』。

とにかくイントロや間奏がかっこいい1曲です!

特にイントロの40秒~55秒辺りがお気に入り。このパート、RPGのボス戦風な雰囲気がありません?若干ホラーゲームっぽさのあるギターと疾走感のあるリズムが癖になります。

私の中では、スクエニのホラーRPG”parasite eve”のイメージ。ミトコンドリアに支配されたクリーチャーが跋扈する、冬のニューヨークが頭の中に描かれます。

あと、1番のBメロ1回目とAメロ2回目の間にある間奏、ここもかっこいい!

『hide』の楽曲にしては珍しく、ピアノがフィーチャーされたセクションになっています。アンダーグラウンドな雰囲気漂う中、ピアノが奏でるオリエンタルなメロディー。いいですねぇ。

本作『POSE』、『ROCKET DIVE』や『ピンク スパイダー』ほど派手な立ち位置ではありませんが、『hide』の楽曲のかっこよさを味わうという意味では、こういった有名曲にも負けないパワーがあります。

その両方を納めた『hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜』のバランスって、やっぱすごいな。

『POSE』収録アルバムレビューリンク

※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide

-個別楽曲レビュー
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/STEAL

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 90年代後半はソロで大成したRYUICHIこと『河村隆一』のインパクトが良くも悪くもバンド …

【個別楽曲レビュー】チャットモンチー/シャングリラ

キラキラしたかわいい女の子ではなく(失礼)、もっと素の女の子をシンプルなバンドサウンドで表現してきた『チャットモンチー』! 気づけば、数多く存在する部活動的雰囲気を持った現代ガールズバンドの元祖とも言 …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/1999

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 自身主宰のLUNATIC FEST.ではベテランバンドから若手バンドまでを巻き込み、日本の …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/FOLLOWER

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 このバンドが活躍していた90年代後半から00年代前半頃はまだ”中二病”という言 …

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/いこかなでしこ

2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。 とは言え、有名人が不倫 …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。