アルバムレビュー

【アルバムレビュー】hide/PSYENCE

投稿日:2018年4月22日 更新日:

伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。

カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして若くして迎えてしまった死…。

『hide』を聴いたことがある人なら、おそらく誰しも思ったんじゃないでしょうか、”今も生きてたら、どんなことして楽しませてくれてたんだろう”って。

今回は、『hide』のアルバム、『PSYENCE』のレビューです。

※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide

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『PSYENCE』の全体概要

アーティストhide
アルバム名PSYENCE
発売日1996/9/2
収録曲数16
演奏時間62:00

『hide』のソロ2ndオリジナルアルバムであり、生前に残した最後のオリジナルアルバムになります。

演奏時間はトータルで62:00。新幹線(ひかり)で、東京・静岡間くらいの時間です。

レビュー

『PSYENCE』の収録曲別お気に入り度

各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。

#曲名お気に入り度
1PSYENCE★★★★☆4
2ERASE★★★★☆4
3限界破裂★★★★★5
4DAMAGE★★★★☆4
5LEMONed I Scream (CHOCO-CHIP version)★★★★★5
6Hi-Ho★★★★★5
7FLAME★★★★★5
8Beauty & Stupid★★★★★5
9OEDO COWBOYS (In Low-Fi Mono!)★★★☆☆3
10BACTERIA★★★★★5
11GOOD BYE★★★★☆4
12Cafe Le Psyence★★★☆☆3
13LASSIE (demo master version)★★★★☆4
14POSE★★★★★5
15MISERY (remix version)★★★★★5
16ATOMIC M・O・M★★★☆☆3

16曲の収録数ですが、そのうち4曲がインスト曲。

シングル曲も非シングル曲も、テンションの上がる曲が満遍なく収録されています。

※『PSYENCE』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。

『PSYENCE』全体の感想

アルバムタイトルの『PSYENCE』とは『hide』の造語。

“心理学”などを意味する“psychology”の”psy”と、”科学”を意味する“science”を組み合わせたものと思われます。

主に人の心を描くという意味で、そもそもポップスという音楽が心理学的(文系的)側面を持つ一方、そこに”science”という理系的な要素を持ち込んてみた、そんなコンセプトのアルバムとして本作『PSYENCE』を理解しています。

収録曲の曲名を見てみると、”BACTERIA(バクテリア、細菌)”や”ATOMIC(原子力)”といった、いわゆる理系的な単語が出てきているのが特徴的です。

本作『PSYENCE』、とても濃いアルバムの内容で、『hide』のアイディアがたくさん詰まったものになっています。

まず、曲自体がどれも『hide』のポップセンスに溢れた良曲です。

後にリリースされるベストアルバム『hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜』には、本作『PSYENCE』から8曲も採用されていることからも、このアルバムがどれだけ良曲に恵まれているのかがわかると思います。

それから、インスト曲にもこだわりがあっておもしろいです。

計4曲のインストが本作に収録されているのですが、その内の3曲、#1 『PSYENCE』、#12 『Cafe Le Psyence』、#16 『ATOMIC M・O・M』はいずれも同じモチーフのメロディーを用いた作品になっています。

#1 『PSYENCE』がアルバムを通したメインテーマのような扱いになっており、ポップスのアルバム作品でありながらも、まるで映画やゲームのサントラみたいです。

『hide』というアーティストの”入門用作品”という意味では、やはりヒット作が網羅的に収められたベストアルバムをお勧めします。

しかし、ベストアルバムは一通り聴いて、次は『hide』自身がこだわって作り上げたアルバムを聴いてみたい、ということであれば、本作『PSYENCE』を手に取ってみてください。

彼のセンスがきっとあなたの耳を楽しませてくれることでしょう。

『PSYENCE』収録曲の個別楽曲レビューリンク

※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。