個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】hide/ATOMIC M・O・M

投稿日:2018年4月30日 更新日:

伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。

カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして若くして迎えてしまった死…。

『hide』を聴いたことがある人なら、おそらく誰しも思ったんじゃないでしょうか、”今も生きてたら、どんなことして楽しませてくれてたんだろう”って。

今回は、個別楽曲『ATOMIC M・O・M』のレビューです。

※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide

fractal

『ATOMIC M・O・M』の全体概要

基本情報

アーティストhide
曲名ATOMIC M・O・M
演奏時間2:37
作詞hide
作曲hide
編曲hide

アルバム『PSYENCE』のインスト楽曲その4。

『ATOMIC M・O・M』収録アルバム

アルバム名トラック#
PSYENCE16

オリジナルアルバム『PSYENCE』の16曲目に収録。

本作『ATOMIC M・O・M』がアルバム『PSYENCE』の最終トラックです。

※『ATOMIC M・O・M』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

曲の開始とともに始まる不気味な機械音。これはモーターの回転する音でしょうかね。何かを製造しているような、そんな様子に聴こえます。

曲名の『ATOMIC M・O・M(アトミックマム)』は発音からして”atomic bomb(アトミックボム)”を意識しているでしょうから、”何か危険なものを製造しているのかな”と考えてしまいます。

1分ほど機械音が流れた後、オペレータらしき人が「P・S・Y・E・N・C・E correct」と発して機械音が止まります。

その後、笑い声のリピートが入り、#1や#12で流れた『PSYENCE』のテーマソング(?)が始まります。

本作『ATOMIC M・O・M』がアルバム『PSYENCE』の最終トラックになるわけですが、#1と同じ楽曲を最後に持ってくるなんて、まるで映画のエンディングのような締め方ですよね。

上述の通り、かなり前衛的な構成の楽曲なので、本作『ATOMIC M・O・M』だけをサーチして聴くというのは、正直めったにないです。

ただ、アルバム『PSYENCE』の最終トラックである『ATOMIC M・O・M』には、リスナーの頭の中に架空のエンドロールを描くという重要な役割があるのもまた事実です。

是非アルバム『PSYENCE』を最初から最後まで通して聴いてみてください。本作『ATOMIC M・O・M』がいい仕事していますよ 笑。

Amazonで試聴できます。

『ATOMIC M・O・M』収録アルバムレビューリンク

※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】GARNET CROW/逃れの町

2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。 女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。 メンバーが楽曲制作に携わる場合、ボーカルが作詞 …

【個別楽曲レビュー】GLAY/月に祈る

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 『GLAY』の商業的全盛期はTAKUROがメインコンポーザーとしてシングルA面楽曲の全てを作詞作曲していましたが、2 …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/ROSIER

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 ヴィジュアル系というジャンルにおけるバンドアンサンブルの方針、特に、ツインギターの絡み方を …

【個別楽曲レビュー】JUDY AND MARY/POWER OF LOVE

女性ボーカルに男性楽器隊という編成で平成の日本音楽史に数々のヒットソングを送り込んだバンド『JUDY AND MARY』。 1993年のメジャーデビュー後、6枚のオリジナルアルバムを残して2001年に …

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/SCARS

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。 YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。