伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。
カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして若くして迎えてしまった死…。
『hide』を聴いたことがある人なら、おそらく誰しも思ったんじゃないでしょうか、”今も生きてたら、どんなことして楽しませてくれてたんだろう”って。
今回は、個別楽曲『PSYENCE』のレビューです。
※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide
『PSYENCE』の全体概要
基本情報
アーティスト | hide |
曲名 | PSYENCE |
演奏時間 | 3:15 |
作詞 | hide |
作曲 | hide |
編曲 | hide |
アルバム『PSYENCE』と同名のインスト楽曲。
『PSYENCE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
PSYENCE | 1 |
オリジナルアルバム『PSYENCE』の1曲目に収録。
※『PSYENCE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
缶を開け、グラスに液体を注ぐ音。
これが本作『PSYENCE』という楽曲のオープニングであり、同名のアルバム『PSYENCE』のオープニングを飾る音です。これ、1996年リリースのアルバムですよ?
なんともおしゃれですよね。
そして奏でられる、テンポの良いおしゃれなジャズバンド風の楽曲。
どこかで聴いたことあるような、例えばサスペンス風映画のオープニングテーマような、そんな音。
3分間に渡って奏でられるメロディーは、まるでアルバム『PSYENCE』のテーマであるかのように、この後に出てくる別のインスト曲でも形を変えて現れます。本当に、ここだけ切り取れば、映画のサントラだと言われても信じてしまうくらいです。
(もしかすると、あのオープニングの缶を開ける音は、映画のビデオを借りてきて、リラックスしながらリビングで見ている…なんて演出なのかもしれません 笑。)
そしてこれが『X JAPAN』のギタリスト、『hide』の作った楽曲だと言うんですから驚きですよね。
あの『X JAPAN』ですよ?
確かに『X JAPAN』も『紅』のようなハイスピードナンバーから『Forever Love』のようなバラードまで、幅広い音楽性を持つバンドではあります。ただ、この『PSYENCE』というおしゃれな楽曲には、そのいずれとも違う、また別の方向性をリスナーに示してくれます。
『X JAPAN』とは完全に別モノで別ジャンルです。
いやはや、いったい『hide』って、どれだけ引き出しを持ったいたんでしょうね…。
インスト楽曲ってアルバムに収録されていても割と飛ばされがちな立ち位置なのですが、本作『PSYENCE』は全然飛ばさずに聴けます。
むしろ、アルバム『PSYENCE』はこの曲で始まらなければダメです!
カシュ! トクトクトク…
『PSYENCE』収録アルバムレビューリンク
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