伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。
カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして若くして迎えてしまった死…。
『hide』を聴いたことがある人なら、おそらく誰しも思ったんじゃないでしょうか、”今も生きてたら、どんなことして楽しませてくれてたんだろう”って。
今回は、個別楽曲『ERASE』のレビューです。
※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide
『ERASE』の全体概要
基本情報
アーティスト | hide |
曲名 | ERASE |
演奏時間 | 3:25 |
作詞 | hide |
作曲 | hide |
編曲 | hide |
『ERASE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
PSYENCE | 2 |
オリジナルアルバム『PSYENCE』の2曲目に収録。
※『ERASE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
曲名の『ERASE』とは”消す”という意味の動詞。この動詞に”-er”を付けて”eraser”とすると”消しゴム”を意味する名詞になります。
“消しゴム”って社会人になると使う頻度が少なくなりますよね。主に小学生~高校生くらいまでが人生で消しゴムと付き合う時間でしょうか。
そう思うと、”消しゴム”という言葉から”お勉強”という言葉を連想するのって自然ではないでしょうか。”消しゴム”と”お勉強”とが密接にリンクしている、”消しゴム”に対して”お勉強”というイメージを持っていると言ってもいいでしょう。
ところで、アルバム『PSYENCE』の語源となったであろう言葉、“science(科学)”も、やっぱり”お勉強”というイメージがありません?
なにが言いたいかというと、『ERASE』という単語も、当楽曲を収録しているアルバム『PSYENCE』のコンセプトに沿っている、そう考えられるということです。
…上述の通り、ちょっと強引ですけどね 笑。
本作『ERASE』、楽曲の方は『hide』らしく遊び心に溢れるポップな仕上がりとなっています。
『hide』に対して”『X JAPAN』のギタリスト”程度の印象を持っている人は、この遊び心、特に歌詞の違いっぷりに驚くでしょうね。
わかりやすいところで言えば、2番Aメロの「えらい事してしもうた」というフレーズでしょうか。『X JAPAN』のToshlが「えらい事してしもうた」なんて歌っているところは想像できませんし、もちろんYOSHIKIはこんな歌詞は書かないでしょうから 笑。
そんな、バンドとソロのギャップも、『hide』の作品のおもしろいところですよね。
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『ERASE』収録アルバムレビューリンク
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