個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/今夜はトゥナイト

投稿日:2017年9月10日 更新日:

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。

エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。

このまま『女々しくて』の一発屋として消えていかないことを…願っています!

今回は『ゴールデンボンバー』の個別楽曲、『今夜はトゥナイト』のレビューです。

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

glass

『今夜はトゥナイト』の全体概要

基本情報

アーティストゴールデンボンバー
曲名今夜はトゥナイト
演奏時間4:06
作詞鬼龍院翔
作曲鬼龍院翔
編曲tatsuo & 鬼龍院翔

10thシングル『僕クエスト』のカップリング曲。

『今夜はトゥナイト』収録アルバム

アルバム名トラック#
ゴールデン・アルバム8

『ゴールデンボンバー』初のオリジナルアルバム、『ゴールデン・アルバム』の8曲目収録です。

※『今夜はトゥナイト』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

断られるのが怖くて、誘い文句をなかなか言えずにいる気持ちを歌った曲、『今夜はトゥナイト』。

曲中の主人公はかっこつけているのか、英語交じりの日本語(日本語交じりの英語?)で、ルー大柴的な言い回しをしているのが特徴的です。これ、歌詞を文字にするとけっこうダサいと思うんですが、スピード感のあるメロディーに乗っかると、不思議とかっこよく聴こえるんですよね。これぞ音楽の魅力!

それから、ギターが地味にかっこいいです。

特に、サビ後半の「トゥナイトゥナイトゥナイ」ってとこ。左右から細かくてメロディアスなギターフレーズが聴こえるんですが、これがかっこいい!サビの後半ってとこも相まって、曲が非常に盛り上がります!

ギターソロやアウトロにはあの有名なパッヘルベルのカノンのフレーズが入っています。ここは嫌でも印象に残るところですね。

ただ、こういう有名フレーズの引用は好き嫌いあるんじゃないでしょうか。私としては、”せっかくかっこいい曲なんだから、しっかりオリジナルでまとめて作ってくれたらなぁ”と思ってしまいます。有名なフレーズを引用するのって、なんか手抜きっぽく思えてしまうんですよね。手っ取り早く印象に残れる方法って感じで。

もう少し言うと、このパッヘルベルのカノンが聴こえるとやっぱりテンションが上がってしまう単純な自分の耳が嫌になります 笑。

『今夜はトゥナイト』という、ちょっと投げやり気味な曲名に、聴く前は良い印象がなかったんですけど、1回聴いただけでハマってしまいました。個人的には『ゴールデン・アルバム』収録曲の中で、1位、2位を争うほど好きな1曲です。

『女々しくて』に飽きたけど、『ゴールデンボンバー』には興味あるって方には是非ともおススメしたい1曲です。

Amazonで試聴できます。

『今夜はトゥナイト』収録アルバムレビューリンク

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/DIVE TO BLUE

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/ANUBIS

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 90年代後半はソロで大成したRYUICHIこと『河村隆一』のインパクトが良くも悪くもバンド …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/Dejavu

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 ヴィジュアル系というジャンルにおけるバンドアンサンブルの方針、特に、ツインギターの絡み方を …

【個別楽曲レビュー】相対性理論/小学館

2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』! 実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。 最初のミニアルバム『シフォン主義』の発表から10年以上が経過した …

【個別楽曲レビュー】the brilliant green/Forever to me ~終わりなき悲しみ~

『the brilliant green』はもっと評価されるべき!! UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二です! そんな『the …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。