ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。
日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録を保持している『B’z』ですが、2007年にはハリウッド・ロック・ウォークへの殿堂入りも果たしています。もちろん、この殿堂入りは『B’z』が日本初。
まさに、ロックの本場でお墨付きをいただいた日本を代表するロックバンドと言えるでしょう。
今回は、『B’z』の個別楽曲、『DEEP KISS』のレビューです。
※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z
『DEEP KISS』の全体概要
基本情報
アーティスト | B’z |
曲名 | DEEP KISS |
演奏時間 | 4:14 |
作詞 | 稲葉浩志 |
作曲 | 松本孝弘 |
編曲 | 松本孝弘 & 稲葉浩志 & 徳永暁人 |
『DEEP KISS』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
SURVIVE | 1 |
オリジナルアルバム『SURVIVE』の1曲目収録。
※『DEEP KISS』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『DEEP KISS』という曲名だけ見ると、濃厚なキスを礼賛するラブソングかと思いますが、全然そんなことはありません。アルバム1曲目に相応しい、ヘビィでノリノリなロックンロールな楽曲です。
本作『DEEP KISS』、”思い通りにいかない周囲の状況や情けない自分に愚痴りながらも、そんな自らに喝を入れるため『DEEP KISS』をください”という内容を歌っています。
特定の誰かの『DEEP KISS』が欲しいというわけでもないようです。なんでもいいから『DEEP KISS』が欲しいということなのでしょうね。そういう意味ではラブソングというくくり方も違うのでしょう。
本作『DEEP KISS』にも”情けない主人公”というのが出てきますが、これは『B’z』の鉄板コースですね。『B’z』の楽曲の至る所に”情けない主人公”は登場します。
しかしながら、『DEEP KISS』をねだるほどの吹っ切れ方をしているのがこの楽曲の特徴です。ずいぶん強がっているようなセリフもありますが、心の中は想像以上にボロボロなのかもしれません。
ただ、この吹っ切れ方が気持ちいいんです!
愚痴のような内容をセリフのように歌うAメロから、突如吹っ切れたかのように歌詞も歌い方もサウンドも変わるBメロの変化が本当に気持ちいい。
このスカッと感が病みつきになってしまったなら、アルバム『SURVIVE』がヘビロテリスト入りするのは時間の問題でしょう…。
『DEEP KISS』収録アルバムレビューリンク
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