ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。
『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録は最もインパクトのあるものではないでしょうか。
シンプルに、日本の歴史上最もCDを売り上げたアーティストが、この『B’z』というバンドなのです…!
CDという媒体自体が売れない時代になった今、この記録を塗り替えるアーティストが現れることはないかもしれませんね…。
今回は、『B’z』の個別楽曲、『Real Thing Shakes』のレビューです。
※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z
目次
『Real Thing Shakes』の全体概要
基本情報
アーティスト | B’z |
曲名 | Real Thing Shakes |
演奏時間 | 4:14 |
作詞 | 稲葉浩志 |
作曲 | 松本孝弘 |
編曲 | 松本孝弘 & 稲葉浩志 |
20thシングル。ミリオンヒット作品。
『Real Thing Shakes』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
B’z The Best “Treasure” | 11 |
B’z The Best XXV 1988-1998 (DISC2) | 7 |
オリジナルアルバム未収録。
※『Real Thing Shakes』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
全英語詞のハードロック楽曲、『Real Thing Shakes』。
本作『Real Thing Shakes』の何が凄いって、全英語詞の楽曲をシングルのA面にしながらも、当然のようにオリコンシングルチャートで1位を獲り、ミリオンヒットを記録しているところではないでしょうか。
邦楽アーティストが日本語の歌詞でない楽曲を100万枚以上も売るって、相当の快挙だと思います。当時の『B’z』の勢いがどれほどのものだったかをうかがい知れますね。
本作『Real Thing Shakes』、シンプルなギターリフを中心に、稲葉浩志が桁外れの高音ボイスで歌い切るという、ある種”典型的なハードロックのイメージ”をそのまま具現化したような作品になっています。電子音を巧みに織り交ぜていたこれまでの『B’z』の楽曲と比べると、”聴きやすさ”よりも”シンプルなかっこよさ”を追求した楽曲のように思います。
歌詞も含め、ここまでハードロック方向に振り切ったのも、「Real Thing(本物)」とタイトルにある通り、”シンプルなかっこよさこそホンモノ!”という意識が、当時『B’z』サイドにあったのかもしれませんね。
『Real Thing Shakes』収録アルバムレビューリンク
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