90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
同郷の友人で組んだバンドが天下を取るという、少年漫画もびっくりの熱いストーリーも『GLAY』の魅力の一つです。青春をバンドにささげたロックキッズなら誰もが夢みる妄想を現実のものにしてしまったバンドと言えるでしょう。
もちろん、その成功の裏には我々の理解を超えた数々の苦悩があったのでしょうが…。
今回は、『GLAY』の楽曲、『LOVE SLAVE』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
『LOVE SLAVE』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | LOVE SLAVE |
演奏時間 | 4:17 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY & 佐久間正英 |
『LOVE SLAVE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
SPEED POP | 5 |
オリジナルアルバム『SPEED POP』の5曲目に収録。
※『LOVE SLAVE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『GLAY』のやんちゃな一面が垣間見れる1曲、『LOVE SLAVE』。
アルバム『SPEED POP』ではスローバラード『ずっと2人で…』の後に配置されているので、この楽曲のやんちゃ感がより一層際立ちます。『ずっと2人で…』のしっとりしたアウトロの余韻も冷めぬうちに突如響き渡るTERUの“アーッ”というシャウトはなかなかの落差がありますよね 笑。
そんな本作『LOVE SLAVE』ですが、アルバムの中をサーチしてまで聴く曲ではないというのが私の正直な感想。
冒頭で使った”やんちゃな『GLAY』”という表現は、字面だけ見れば”激しめのかっこいい楽曲”っぽい印象ですが、『LOVE SLAVE』の方向性はちょっと好みではないんです…。
“やんちゃな『GLAY』”という意味では、例えば『彼女の“Modern…”』とか『千ノナイフガ胸ヲ刺ス』なんかは、曲名はダサいけど(失礼!)、楽曲自体はかっこよく感じて好きなんですけどね。
なんでしょう、楽曲の要所要所で入ってくるブラスの音がかっこいいと思えなのかな…。全編バンドサウンドで押し切る形だったら、本作『LOVE SLAVE』に対してまた別の印象を持っていたかもしれません。
ただ、本作『LOVE SLAVE』で聴ける若かりしTERUの発するシャウトは艶があってかっこいいです。そこはこの楽曲の聴きどころと言って間違いないと思います。
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『LOVE SLAVE』収録アルバムレビューリンク
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