90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
同郷の友人で組んだバンドが天下を取るという、少年漫画もびっくりの熱いストーリーも『GLAY』の魅力の一つです。青春をバンドにささげたロックキッズなら誰もが夢みる妄想を現実のものにしてしまったバンドと言えるでしょう。
もちろん、その成功の裏には我々の理解を超えた数々の苦悩があったのでしょうが…。
今回は、『GLAY』の楽曲、『REGRET』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
『REGRET』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | REGRET |
演奏時間 | 4:53 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY & 佐久間正英 |
4thシングル『Freeze My Love』のカップリング曲。
『REGRET』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
SPEED POP | 6 |
rare collectives vol.1 (Disc-1) | 3 |
オリジナルアルバム『SPEED POP』の6曲目に収録。
※『REGRET』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『REGRET(後悔)』と、曲名だけ見るとなかなかに暗そうですが、内容は曲名に似合わずポップでキャッチーな1曲。
イントロだけ聴けば、”これから冒険に繰り出すんじゃないか”と思えるほど、前向きで力強いものを感じます。
本作『REGRET』、とにかく歌メロが非常に秀逸。
Aメロ、Bメロ、サビと進行していくオーソドックスな展開の楽曲ですが、その盛り上がりをコントロールしているのはメロディーだと言っていいくらいです。
このメロディーならば、どんなアレンジでもそれなりの曲に仕上がってしまえるのではないでしょうか。それくらい秀逸なメロディーだと思います。この楽曲に耳を傾ければ、デビュー間もない頃から既にメロディーメイカーTAKUROの才能が開花していることを感じられるはずです。
本作『REGRET』、秀逸なメロディーを引っさげたキャッチーな楽曲なのですが、シングルのA面ではなく、4thシングル『Freeze My Love』のカップリングという立ち位置にとどまっています。
『REGRET』がシングルA面に選ばれなかった理由について、おそらくですが、キレイにまとまりすぎて無難な仕上がりになってしまったためでは…と私は考えています。『REGRET』で無難に”広く浅く”を狙うより、『Freeze My Love』で”狭く深く”を狙った結果、後者の方がA面に選ばれたのかなと。
実際、『Freeze My Love』はヴィジュアル系的な雰囲気が濃く、万人受けするタイプの楽曲ではないと思いますが、結局私が好んで聴くのは『Freeze My Love』の方だったりします。
ただ、思い出したように本作『REGRET』を聴いてみると、改めてメロディーの秀逸さに感動するのもまた事実。
…こうやって、『GLAY』の沼にハマっていくんですよね… 笑。
Amazonで試聴できます。
『REGRET』収録アルバムレビューリンク
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY