90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
同郷の友人で組んだバンドが天下を取るという、少年漫画もびっくりの熱いストーリーも『GLAY』の魅力の一つです。青春をバンドにささげたロックキッズなら誰もが夢みる妄想を現実のものにしてしまったバンドと言えるでしょう。
もちろん、その成功の裏には我々の理解を超えた数々の苦悩があったのでしょうが…。
今回は、『GLAY』の楽曲、『INNOCENCE』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
『INNOCENCE』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | INNOCENCE |
演奏時間 | 6:16 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY & 佐久間正英 |
3rdシングル『彼女の“Modern…”』のカップリング曲。
『INNOCENCE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
SPEED POP | 7 |
rare collectives vol.1 (Disc-1) | 2 |
rare collectives vol.1 (Disc-2) | 1 |
オリジナルアルバム『SPEED POP』の7曲目に収録。
『rare collectives vol.1』のDisc-2にはライブバージョンが収録されています。
※『INNOCENCE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
アルバム『SPEED POP』収録のバラード楽曲『INNOCENCE』。
『SPEED POP』には『INNOCENCE』の他にも#4 『ずっと2人で…』や#12 『RAIN』といったバラードが収録されています。
『ずっと2人で…』は大ヒットした『REVIEW-BEST OF GLAY』を始め様々なベストアルバムに収録されていることもあり、『SPEED POP』のバラードの中では知名度は抜群。また、『RAIN』はYOSHIKIプロデュースのデビュー曲ということで、その存在感は唯一無二のものがあります。
何が言いたいかと言うと、本作『INNOCENCE』はアルバム『SPEED POP』の中で印象が埋もれがちだということです。なんせ、同じアルバムのバラード枠に『ずっと2人で…』と『RAIN』が収録されているんですから…。
ただ、この濃い並びだからこそ、比較的あっさりめの本作『INNOCENCE』が際立つというのもまた事実。バンドサウンドを中心にまとめた仕上がりがロックバンドのバラードって感じで、聴き心地は『ずっと2人で…』や『RAIN』とは違うものがあります。
相変わらずメロディーラインはきれいですし、埋もれたままにしておくのはもったいない楽曲です。
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『INNOCENCE』収録アルバムレビューリンク
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