キラキラしたかわいい女の子ではなく(失礼)、もっと素の女の子をシンプルなバンドサウンドで表現してきた『チャットモンチー』!
気づけば、数多く存在する部活動的雰囲気を持った現代ガールズバンドの元祖とも言える立ち位置になっています。
そんな『チャットモンチー』も、メンバー脱退を経てギターボーカルとベースの二人になり、すでにメジャーデビューから10年以上が経過しています。もはや、ガールズバンドという括りではおさまりきらないバンドなのではないでしょうか。
今回は、『とび魚のバタフライ』のレビューです。
※『チャットモンチー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/チャットモンチー
『とび魚のバタフライ』の全体概要
基本情報
アーティスト | チャットモンチー |
曲名 | とび魚のバタフライ |
演奏時間 | 3:45 |
作詞 | 福岡晃子 |
作曲 | 橋本絵莉子 |
編曲 | チャットモンチー |
『チャットモンチー』の5thシングル。『世界が終わる夜に』との両A面。
『とび魚のバタフライ』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
生命力 | 6 |
チャットモンチー BEST〜2005-2011〜 | 7 |
BEST MONCHY 1 -Listening- (CD1) | 9 |
2ndフルオリジナルアルバム『生命力』に収録。
※『とび魚のバタフライ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
メジャーデビューしていくらか収入が入り、ハワイにでも行ってバカンスを楽しんできたのかな、なんて思いを第一印象で抱いた1曲、『とび魚のバタフライ』。
トロピカルな雰囲気を、ポップな比喩を織り交ぜて表現した、『チャットモンチー』らしい楽曲です。
非常にキャッチーな作りで、特に「ブルー」と繰り返すサビの入りが橋本絵莉子のかわいらしい声と相まって、とても耳に残ります。
あと、2番のサビと最後のサビの間にある間奏、『JUDY AND MARY』の『クリスマス』って曲に似たようなフレーズがあったような…。「ウー…ウー…」ってとこ。
歌の季節は真逆なんですがね 笑。
夏を歌いながらも、ビーチで流してリア充のテンションを煽るタイプの曲ではないのが好印象です 笑。夏をテーマにしたアップテンポな曲と言えば、リア充向けパーティーソングが定番だというイメージ(偏見?)を持っているので。
逆に言えば、リスナーのターゲットがふわっとしていて、定まっていないとも言えます。シングルのA面曲なので、商業的な意味で大丈夫だったのだろうかと心配になってしまいます。
…余計なお世話ですよね(ちなみに、本シングルはしっかりオリコントップ10内に入っていました。さすがです)
『とび魚のバタフライ』収録アルバムレビューリンク
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