エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。通称”金爆(きんばく)”。
自分たちの好きなことをするため、あえてメジャーデビューを選ばずにインディーズで活動を続ける姿は、まさにロックと言えるのではないでしょうか。純粋にかっこいいと思えます。
今回は、『じれったい』の個別楽曲レビューです。
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『じれったい』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゴールデンボンバー |
曲名 | じれったい |
演奏時間 | 3:52 |
作詞 | 鬼龍院翔 |
作曲 | 鬼龍院翔 |
編曲 | tatsuo & 鬼龍院翔 |
『じれったい』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
ゴールデン・アワー〜上半期ベスト2010〜 | 3 |
『ゴールデン・アワー〜上半期ベスト2010〜』の3曲目に収録。
※『じれったい』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
肉食女子が奥手男子を振り向かせようとする様子を歌った楽曲、『じれったい』。
全然こっちの気持ちに気づいてくれない鈍感な男、そんな状況に対する気持ちが『じれったい』という一言に集約されています。
曲名だけ見ると、ねちっこいドロドロした感情を歌った演歌のようにも思えますが、実態はロックでポップな聴きやすさ満点の楽曲になっています。むしろ、季節的には真夏を感じられるくらい、爽快感溢れる1曲。
『じれったい』の歌詞中には”夏”って言葉は出てこないんですけど、夏を連想する言葉が端々に登場するんですね。例えば、サビの中で何度か出て来る「遠い島」という言葉。”南の島”という表現はしていませんが、「遠い島」と聞けばやっぱり”南の島”を想像しません?ハワイとかグアムとか。
ノリのいい楽曲も相まって、『じれったい』を聴いていると、頭の中に快晴の青空と真っ青な海が描かれるわけです。下手なサマーソングより夏らしい!
それから、肉食女子が奥手男子を振り向かせようとあれこれ手を尽くす様子がいいですね。鬼龍院翔のユーモア溢れる言葉選びと表現が光っています。
他のヴィジュアル系バンドならタブーにしているであろう言葉(主に下ネタ)をガンガンに投入して来るのが『ゴールデンボンバー』の魅力ですね。
サビ始まりな上に、そのサビの頭に『じれったい』という言葉の繰り返しが出てきますので、曲名と内容を一致させて覚えやすいです。しかも、3分台という短い時間に5回もサビが登場します。
この辺のちょっとしたポップセンスも鬼龍院翔のなせるワザですね。
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