2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
大人の魅力を増して帰ってきてくれましたね!
これから出す新曲やアルバムがどんなものになるのか楽しみです。年齢的な深みが増すことで、必ずしやこれまでの名盤、名曲を超える作品を生み出していってくれることでしょう!
今回は、アルバム『8』の14曲目、『峠』レビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
『峠』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | 峠 |
演奏時間 | 5:49 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 吉井和哉 |
編曲 | THE YELLOW MONKEY |
『峠』自体の演奏時間は5分程度ですが、その後にアルバム『8』6曲目収録の『人類最後の日』の続きが流れます。
『峠』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
8 | 14 |
アルバム『8』の14曲目に収録。本作『峠』が最終トラックです。
※『峠』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『THE YELLOW MONKEY』解散前の最後のオリジナルアルバム『8』の最終トラックである『峠』。
『The Beatles』で言えば、アルバム『Abbey Road』の『The End』に相当するポジションですかね。
であれば、『峠』の後、数十秒ほど入っている『人類最後の日』の続きは、『Abbey Road』の『Her Majesty』といったところでしょうか。
この辺の作りから、ラストアルバムの終わり方が『The Beatles』に似ているなという印象です。『THE YELLOW MONKEY』側がラストアルバムとして『Abbey Road』を意識したかはわかりませんが。
『峠』という作品、息苦しい雰囲気を持った1曲です。
曲が進むにつれてバンドサウンドは盛り上がっていくのですが、スカっとした開放感のあるサビが無いため、どんどん重荷を背負っていくような感覚を受けます。急な上り坂を重い足取りで登っていくような聴き心地は、まさに『峠』です。
本作『峠』がイエモン解散前の最後のオリジナルアルバムの最終トラックなのだと思いながら聴くと、より一層重みを感じます。
最後の最後に流れる、ただのおふざけなような『人類最後の日』の続きですら、”解散前”というバンドの状況を踏まえると、“離れていく親の気を引くために、わざと道化を演じる子供”のようでもあります。
それは…考えすぎですかね 笑。
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『峠』収録アルバムレビューリンク
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