ギターボーカル担当の川谷絵音の不倫だったり、ドラム担当のほな・いこかが「さとうほなみ」名義で女優デビューしたりと、音楽面よりメンバーの素行が注目されてしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』
注目のされ方はバンドとしては不本意だったと思いますが、当バンドの楽曲はおしゃれなサウンドに乗せたラップとキャッチーなサビが魅力です。
今回は、彼らのメジャー1stアルバムとしてリリースされた『魅力がすごいよ』の10曲目、『光を忘れた』のレビューです。
※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。
『光を忘れた』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゲスの極み乙女。 |
曲名 | 光を忘れた |
演奏時間 | 3:57 |
作詞 | 川谷絵音 |
作曲 | 川谷絵音 |
編曲 | ? |
『光を忘れた』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
魅力がすごいよ | 10 |
『ゲスの極み乙女。』メジャー1stアルバム『魅力がすごいよ』の10曲目に収録。
※『光を忘れた』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
お得意の1小節ギターリフと、セリフパートがある『光を忘れた』。
4分弱の短い時間の中に、いろいろ詰め込んでるところも『ゲスの極み乙女。』っぽいですね。
Aメロ、Bメロと数えていったら、いったい何メロまでいくんだろうって感じです。ただ、『アソビ』のようにリズムパターンがコロコロ変わったりはしないので、覚えにくさはなく、しっかり1曲としてまとまっている印象です。
ただ、アルバム『魅力がすごいよ』の10曲目収録という立ち位置がこの曲の良さを削いでしまっているところはあるかもしれません。
本作『光を忘れた』単体で見れば『ゲスの極み乙女。』特有の個性を持つ割にきれいにまとまっている曲なんです。
ただ、アルバム前半で『ゲスの極み乙女。』の個性を”これでもか!”ってほど聴かされるので、10曲目というタイミングでこの手の楽曲を聴くと、”ああ、またこの手の曲か”って印象になってしまうんですよね…。
個性的な曲なのに没個性的に聴こえるという、かわいそうな立ち位置だなと思ってしまいます。
あと、サビのインパクトが弱いのもこの曲がイマイチ印象に残らない原因でしょうか。
サビよりセリフパートの内容の方が印象的で、『光を忘れた』という曲名からパッと連想するのは、セリフ中の言葉だったりします。
なんだかよろしくない点ばかり挙げてしまいましたが、本作『光を忘れた』は『ゲスの極み乙女。』というバンドの個性を散りばめながら、キレイにまとまっている曲なのは間違いないです。なので、単体で聴けば決して悪くない1曲だと思います。
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『光を忘れた』収録アルバムレビューリンク
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