90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
『GLAY』の商業的全盛期はTAKUROがメインコンポーザーとしてシングルA面楽曲の全てを作詞作曲していましたが、2010年代になって他のメンバーの作品もシングルの顔を飾るようになりました。
変化を続ける『GLAY』の今後がこれからも楽しみですね。
今回は、『GLAY』の楽曲、『Together』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
『Together』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | Together |
演奏時間 | 7:02 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY& 佐久間正英 |
演奏時間7分超えと、アルバム『BEAT out!』収録曲の中で最も長い楽曲。
『Together』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
BEAT out! | 5 |
rare collectives vol.1 (Disc-1) | 7 |
MUSIC LIFE (BALLADE BEST☆MELODIES) | 11 |
オリジナルアルバム『BEAT out!』の5曲目に収録。
ベストアルバム『rare collectives vol.1 (Disc-1)』には9thシングル『BELOVED』のカップリングである”new version with orchestra”が収録されています。
※『Together』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
別れを歌った壮大なバラード作品、『Together』。
2ndアルバム『BEAT out!』収録曲の中では断トツの演奏時間の長さ。
別れを歌ったバラードといえば、1stアルバム『SPEED POP』にも『INNOCENCE』や『RAIN』がありました。
『INNOCENCE』と比べると、本作『Together』はバンド外の音色、ピアノやストリングスを多用しているという点が大きく異なる点ですね。『INNOCENCE』の方が”ロックバンドのバラード”という感じがしますが、壮大さという観点では本作『Together』に軍配が上がります。
一方、『RAIN』は作詞を始めとしたプロデュースがYOSHIKIなので、同じ『GLAY』の楽曲と言えど、ちょっと別モノ感があります。『Together』との比較どうこうというより、『RAIN』という楽曲が単体で独特な存在という印象です。
そんなわけで、本作『Together』、2ndアルバム『BEAT out!』がリリースされた当時は“別れを歌ったGLAYオリジナルの壮大なバラード”ということでそれなりに存在感を持つ楽曲だったと思われます。
2ndアルバム『BEAT out!』発売直後のシングルでは、バージョンを変えてカップリングになったりもしましたし。
…ただ、次の3rdアルバム『BELOVED』で『カーテンコール』が生まれてしまうんですよね…。
本作『Together』と似たような路線ながら、高い完成度を誇る(もちろん人によって感じ方は異なるでしょうが)『カーテンコール』の誕生が、『Together』の存在を霞ませてしまっているような気がします…。
なので、13thアルバム『MUSIC LIFE』のBALLADE BEST☆MELODIESに『Together』が収録されていると知った時は、“おまえ、忘れられてなかったのか!”と、喜びに似た驚きがありました 笑。
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『Together』収録アルバムレビューリンク
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