2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。
女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。
丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET CROW』の魅力です。世間的には地味なイメージを持たれてそうですが、楽曲はとても味わい深くて、飽きずに長くお付き合いできますよ。
今回は、アルバム『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』の7曲目、『スカイ・ブルー』のレビューです。
※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW
『スカイ・ブルー』の全体概要
基本情報
アーティスト | GARNET CROW |
曲名 | スカイ・ブルー |
演奏時間 | 3:31 |
作詞 | AZUKI七 |
作曲 | 中村由利 |
編曲 | 古井弘人 |
作詞、作曲、編曲はいつもの面々。
『スカイ・ブルー』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜 | 7 |
GARNET CROW REQUEST BEST (DISC 1) | 12 |
オリジナルアルバム『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』の7曲目に収録。
※『スカイ・ブルー』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
曲名通り、すがすがしさを感じられる1曲、『スカイ・ブルー』
本作『スカイ・ブルー』を聴けばわかりますが、オリジナルアルバム『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』の特徴的なサブタイトルは、この曲の歌詞から来ているようですね。
この曲を聴いていると、青空をゆっくりと流れる雲の映像が頭の中に描かれるんです。
この景色の普遍性に対して、ちょっと皮肉を込めて「筋書き通り」という言葉を当てているのかな。
本作『スカイ・ブルー』は『GARNET CROW』にしては珍しく、ノスタルジックを感じる曲の内容となっています。しかし、単にノスタルジックな気分に浸って感傷的になるわけではなく、“過去は未来で意味を後付けできる”というメッセージが込められているようです。
これ、私は一つの真理だと思います。
例えば、当時は”失敗した”と思っていたことも、振り返ってみると”あの失敗のおかげで成功できたんだ”と感じれることって、けっこうありふれていますよね。こういう気持ちが、”過去は未来で意味を後付け”ってやつなんじゃないでしょうか。
そして、”過去は未来で意味を後付け”できるのであれば、いずれ過去になる”今”や”明日”は好きなように生きればいい、そんなふうに受け止められます。
『スカイ・ブルー』収録アルバムレビューリンク
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