エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。
エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。
このまま『女々しくて』の一発屋として消えていかないことを…願っています!
今回は『ゴールデンボンバー』の個別楽曲、『僕クエスト』のレビューです。
※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー
『僕クエスト』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゴールデンボンバー |
曲名 | 僕クエスト |
演奏時間 | 4:11 |
作詞 | 鬼龍院翔 |
作曲 | 鬼龍院翔 |
編曲 | tatsuo & 鬼龍院翔 |
10thシングルの表題曲。もちろんインディーズ。
アニメ”遊☆戯☆王ZEXAL”のエンディングテーマに抜擢されました。
『僕クエスト』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
ゴールデン・アルバム | 3 |
『ゴールデンボンバー』初のオリジナルアルバム、『ゴールデン・アルバム』の3曲目収録です。
※『僕クエスト』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『僕クエスト』という曲名からわかる通り、RPGを題材に扱った1曲。
RPGに人生を重ねた内容になっています。私が知らないだけかな、ありそうでなかった視点だと感じました。
曲中の主人公は中学生~高校生くらいですかね。「テスト」に対する疑問が歌われていますので。こんなの正解できて何になるんだって。
言い訳っぽい疑問ですが、確かに当時そう感じていたなということを思い出しますし、社会人になった今でもそう思います 笑。テストができたところで人生のラスボスは倒せないよなって。
RPGと言えば”冒険”がメインテーマですが、”仲間との出会い”っていうのもそれと同じくらい重要なテイストで描かれますよね。今やRPGで”仲間との出会い”を演出しないものはないといっていいくらいでしょう。
ただ、本作『僕クエスト』は”仲間との出会い”について一切触れていません。まるで一人で冒険を続けていくようなテイストです。RPGを題材にしながら”仲間”という視点が無いのは、きっと無意識的にそうなってしまったんじゃないかなと思います。
“仲間”にまで言及してしまうと、”仲間といっしょに障害を乗り越えていこう”なんて着地点についてしまいそうですもんね。
本作『僕クエスト』が伝えたいのはそういう内容じゃないです。
まずは自らの足で一歩を踏み出さなきゃと、RPGにおける最初のステージと人生を重ねた曲、そう思います。
本作『僕クエスト』という楽曲、上述の通りRPGを題材にしていると思うんですけど、MVでやっているゲームはどうみても格ゲーです 笑。
『僕クエスト』収録アルバムレビューリンク
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