J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。
これが日本人の心に響かないわけがない!
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『FOREVER YOURS』のレビューです。
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『FOREVER YOURS』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | FOREVER YOURS |
演奏時間 | 4:57 |
作詞 | 五十嵐充 |
作曲 | 五十嵐充 |
編曲 | 五十嵐充 |
9thシングル。2000年に『Every Little Thing』を脱退した五十嵐充が作詞・作曲・編曲を担当。
『FOREVER YOURS』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Every Best Single +3 | 9 |
Every Best Single 〜COMPLETE〜 (Disc 1) | 10 |
Every Best Single 2 〜MORE COMPLETE〜 (Disc 1) | 10 |
オリジナルアルバムには未収録。
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レビュー
1998年2月リリースされたシングル『Time goes by』はミリオンヒットを記録。その直後、1998年4月リリースされたアルバム『Time to Destination』はトリプルミリオンを記録。
そんなイケイケドンドンな流れの中、1998年6月にリリースされたシングルが本作『FOREVER YOURS』。
大きな期待を背負わされて世に出た楽曲だと思いますが、結果は約48万枚という数字に終わりました。
決して低い枚数ではありませんが、この楽曲が背負わされた期待の大きさに応えることができたかというと…微妙なところでしょう。
そして、期待といえばこの『FOREVER YOURS』という曲名ですかね。
『FOREVER YOURS』、直訳すれば“永遠にあなたのもの”です。まるでウェディングソングかのような意味を持つ曲名で、壮大なラブバラードを想像してしまいます。
上述の『Time goes by』と『Time to Destination』ヒットの流れもあり、ここでトドメのラブバラードを繰り出すというのも、売上戦略的に理に適っていそうです。
しかし、『FOREVER YOURS』、実態はさわかな夏の恋愛ソング。
聴けばわかると思いますが、普通に良い曲です。CMに使われていたこともあり、サビを聴けば”あーこの曲か”となる人も多いでしょう(アラサー世代は特に)。
そう、普通に良い曲なんですけど、この『FOREVER YOURS』という曲に込められた(であろう)期待の大きさを考えると、ちょっと不憫な作品だな…なんて思ってしまいます。
…余計なお世話ですかね 笑。
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