個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】hide/50% & 50%

投稿日:2017年10月2日 更新日:

伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。

カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして若くして迎えてしまった死…。

『hide』を聴いたことがある人なら、おそらく誰しも思ったんじゃないでしょうか、”今も生きてたら、どんなことして楽しませてくれてたんだろう”って。

今回は、『50%&50%』のレビューです。

※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide

angel

『50%&50%』の全体概要

基本情報

アーティストhide
曲名50%&50%
演奏時間4:41
作詞森雪之丞
作曲hide
編曲hide

2ndシングル表題曲。1stシングル『EYES LOVE YOU』との同時発売でした。

作詞はhideではなく森雪之丞が担当。この方、ドラゴンボールZの『CHA-LA HEAD-CHA-LA』など、有名な曲の作詞を数えきれないくらい担当されています。

『50%&50%』収録アルバム

アルバム名トラック#
HIDE YOUR FACE15
hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜4
hide SINGLES 〜Junk Story〜2

1stオリジナルアルバム『HIDE YOUR FACE』の15曲目に”CRISTAL LAKE VERSION”で収録。

※『50%&50%』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

おもちゃ箱をひっくり返したような、バラエティに富んだ1曲、『50%&50%』。

hideのソロ活動始動シングルということもあり、『X』の楽曲と差別化を図ったというところでしょうかね。『X』の楽曲の持つ耽美的で攻撃的なイメージはなく、ポップで遊び心に溢れた1曲に仕上がっています。

上にも書きましたが、本作『50%&50%』の作詞は、『hide』ではなく“森雪之丞”が担当しています。後々の『hide』自身が作詞した作品を知ってから振り返ると、本作『50%&50%』もまるで『hide』が作詞したかのような世界観になっていることに驚きです。

ただ、作品の時系列で考えれば、森雪之丞が作詞した世界観に『hide』が影響を受け、後々の個性的な世界観を世に送り出すきっかけになったと言えるかもしれません。

いずれにせよ、ソロ活動開始直後の当時、”Xのギタリスト”であった『hide』に対して、『X』のイメージとはかけ離れた、こんなポップで遊び心のある詞を提供した森雪之丞、恐るべしです…!

なんだか森雪之丞を持ち上げる形で終わってしまいそうですが、『hide』の曲と森雪之丞の紡ぐ言葉、その化学反応を楽しめるのが本作『50%&50%』です!

『50%&50%』収録アルバムレビューリンク

※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide

-個別楽曲レビュー
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/crying match

ギターボーカル担当の川谷絵音の不倫だったり、ドラム担当のほな・いこかが「さとうほなみ」名義で女優デビューしたりと、音楽面よりメンバーの素行が注目されてしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』 注目のされ方 …

【個別楽曲レビュー】ポルカッドットスティングレイ/ハルシオン

2017年、ブレイク間違いなし(と思っていたけど、あんまりそうでもなかった)バンド、『ポルカドットスティングレイ』!! 女性ボーカルとギター、ベース、ドラムといった、シンプルな構成の4人ロックバンドで …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/AURORA

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 再始動前の2009年、『LUNA SEA』のリードギターを担当するSUGIZOがHIDEの …

【個別楽曲レビュー】PEDRO/ハッピーに生きてくれ

“楽器を持たないパンクバンド”がキャッチコピーのアイドルグループ『BiSH』。そのメンバーの一人であるアユニ・Dのソロプロジェクトが『PEDRO』です。 アイドルのソロとしては …

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/PROLOGUE (〜WORLD ANTHEM)

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。 YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。