日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。
YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。
2007年の再結成とその後の世界進出で、解散前よりもパワーアップした『X JAPAN』にまだまだ目を離せませんね!
今回は、『X JAPAN』の楽曲、『CELEBRATION』のレビューです。
※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN
『CELEBRATION』の全体概要
基本情報
アーティスト | X JAPAN |
曲名 | CELEBRATION |
演奏時間 | 4:49 |
作詞 | HIDE |
作曲 | HIDE |
編曲 | X |
ギターのHIDEが作詞作曲を担当。
『CELEBRATION』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
BLUE BLOOD | 10 |
B.O.X 〜Best of X〜 (Disc 1 Best of X) | 5 |
STAR BOX | 6 |
メジャー1stオリジナルアルバム『BLUE BLOOD』の10曲目に収録。
※『CELEBRATION』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
HIDE作詞作曲の楽曲『CELEBRATION』。
『X JAPAN』はYOSHIKIがメインのコンポーザーですので、アルバムにHIDE作詞作曲の楽曲があると一味違う聴き心地になりますよね。
本作『CELEBRATION』はアルバム『BLUE BLOOD』収録ですが、『CELEBRATION』があることで『BLUE BLOOD』の完成度がより高まっていることは間違いありません!
やっぱりHIDEの作る曲はやんちゃなポップさがありますよね。
YOSHIKIの作る”暴力的な曲”と上手く共存できているのは、HIDEのやんちゃセンスが絶妙だからだと思うんです。
ポップなだけの楽曲では、YOSHIKIの作る暴力的、攻撃的、耽美的な楽曲群の中で確実に浮いてしまうでしょうから。
最後に、ちょっと個人的な話。
私が本作『CELEBRATION』と出会ったのは中学生の時だったのですが、当時、歌詞の中に出てくる「9 to 5」という言葉の意味が分かりませんでした。”ナイントゥファイブ?トランプか何かに関する用語かな?”ってな感じで。
この「9 to 5」、”9時から5時”という意味で、つまり、”勤務時間”を指す言葉なんですね。大人になってから知りました。
『CELEBRATION』という楽曲の中では、この「9 to 5」に対して「マネキンども」と言葉を添え、皮肉を込めて使っています。
…そして時は流れ、中学生だった私はいま、「9 to 5」に縛られた「マネキン」の一体になっています…。月曜の朝に怯え、目覚まし時計の音に恐怖するマネキン…。
『BLUE BLOOD』を聴いて人間に戻らなきゃ…。
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『CELEBRATION』収録アルバムレビューリンク
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