個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/I Wish

投稿日:2018年6月16日 更新日:

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!

かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。

今回は『I Wish』の個別楽曲レビューです。

※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel

xmas

『I Wish』の全体概要

基本情報

アーティストL’Arc〜en〜Ciel
曲名I Wish
演奏時間4:35
作詞hyde
作曲tetsu
編曲L’Arc〜en〜Ciel & Takao Konishi

編曲者の”Takao Konishi”は5thシングル『flower』の編曲も手掛けています。

『I Wish』収録アルバム

アルバム名トラック#
True9

オリジナルアルバム『True』の9曲目に収録。

※『I Wish』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

歌詞中で明確に語られてはいませんが、クリスマスソングとして知られている1曲、『I Wish』。

曲名だけ見ると、某恋愛バラエティ番組の主題歌で有名になった音楽グループの『I WiSH』を連想しますが(私だけ?)、本作とこのグループとは何の関係もないはずです。

メジャー3rdアルバムの『True』は、これまでの作品に比べてポップだと言われていますが、本作『I Wish』も実にポップな仕上がりになっています。

クリスマスソングらしく子供の声のコーラスが入ってたり、ギター以外の音色が全面的に出てきていたり、”もう、バンドじゃなくてよくない?”ってくらい 笑。

今でこそ、ラルクが”クリスマス”や”ハロウィン”といったイベント事をテーマにした楽曲を出すことには何の違和感もありませんし、むしろ積極的にこれらのイベントを利用している感すらあります。

ただ、アルバム『True』リリース当時、“クリスマス”という俗世的なイベントをラルクがテーマにするなんて、けっこう衝撃的だったんじゃないかなと思います。それくらい、当時のラルクって俗世離れしたイメージがあったような、そんな印象を持っています。

手の届かない世界から、我々の住む世界への移住。

ラルクがバンドとしての方針転換を示したアルバム『True』ですが、その変化を如実に体現しているのが本作『I Wish』かと思います。

例えば、『I Wish』が『True』ではなくインディーズアルバムの『DUNE』に入っていたら…と想像してみてください。

相当浮くはずです 笑。

Amazonで試聴できます。

『I Wish』収録アルバムレビューリンク

※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。
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