日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。
YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。
再結成後もレジェンドとしての貫禄を見せつけ続けてほしいですね。
今回は、『X JAPAN』の楽曲、『Joker』のレビューです。
※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN

『Joker』の全体概要
基本情報
アーティスト | X JAPAN |
曲名 | Joker |
演奏時間 | 5:33 |
作詞 | HIDE |
作曲 | HIDE |
編曲 | X |
両A面5thシングルの一つ。HIDEによる作詞作曲。
『Joker』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Jealousy | 9 |
X SINGLES | 10 |
B.O.X 〜Best of X〜 (Disc 1 Best of X) | 7 |
STAR BOX | 2 |
メジャー2ndオリジナルアルバム『Jealousy』の9曲目に収録。
元々のオリジナルは『Jealousy』収録のものです。『Joker』が5thシングルとしてシングルカットされる際、『Jealousy』収録版にあったオープニングの”ざわざわ”をカットした形(シングルバージョン)でリリースされましたが、こちらは『X SINGLES』に収録されています。
『B.O.X 〜Best of X〜』、『STAR BOX』にはライブバージョンが収録されています。
※『Joker』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『Jealousy』に収録されているHIDEの作品その3、『Joker』。
Xのシングルの中で初めてYOSHIKI作品以外でシングル化された記念すべき楽曲です。
『Joker』という曲名通り、ギャンブルとその敗者について歌われた楽曲です。”敗者の持つ勝者への妬み”というのは、まさしくアルバム『Jealousy』のコンセプトに合致しています。
『Miscast』、『Love Replica』、そして本作『Joker』と、”Jealousy(嫉妬)”という一つのキーワードから様々な方向へ発想を広げるHIDEのセンスは見事ですよね。
アルバム『Jealousy』がバラエティーに富んだ内容になっているのは、HIDEの柔軟なアイディアが大きな役割を担っていると言って間違いないでしょう。
ところで2番の歌詞に”「このカードさえあれば」なんでも手に入る”…という意味のフレーズが出てきます。この部分を聴くたびに“クレジットカードのCMにピッタリだよなぁ”なんて思ってしまいます 笑。
…いや、よく考えたら、『Joker』なんて曲名を起用するのは、クレジットカード会社は嫌か 笑。
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『Joker』収録アルバムレビューリンク
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