ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。
『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録は最もインパクトのあるものではないでしょうか。
シンプルに、日本の歴史上最もCDを売り上げたアーティストが、この『B’z』というバンドなのです…!
今回は、『B’z』の個別楽曲、『ALONE』のレビューです。
※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z
『ALONE』の全体概要
基本情報
アーティスト | B’z |
曲名 | ALONE |
演奏時間 | 6:00 |
作詞 | 稲葉浩志 |
作曲 | 松本孝弘 |
編曲 | 松本孝弘 & 明石昌夫 |
9thシングルのA面曲。売上枚数約113万枚のミリオンヒット作品。
『ALONE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
IN THE LIFE | 10 |
B’z The Best “Pleasure” | 5 |
The Ballads 〜Love & B’z〜 | 2 |
B’z The Best “ULTRA Pleasure” (The First RUN) | 5 |
B’z The Best XXV 1988-1998 (DISC1) | 9 |
オリジナルアルバム『IN THE LIFE』の10曲目に収録。表記はありませんが、イントロが追加されたアルバムバージョンとなっています。
本作『ALONE』がアルバム『IN THE LIFE』の最終トラックになります。
※『ALONE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
数多くの作品を世に送り出してきた『B’z』ですが、このバンドのバラードと言えば本作『ALONE』を挙げる人も多いのではないでしょうか。売上枚数が約113万枚と、名実ともに『B’z』のバラード楽曲を代表する作品です。
ピアノを中心とした静かなAメロから、泣きのギターフレーズとリズム隊の追加で一気に盛り上がりを見せるBメロへの展開がかっこいいですね。
Bメロ時点でこんなにテンションを上げておきながら、サビ前にこれまた特徴的な1小節のキメと転調を挟むことで、一番聴かせたいサビが埋もれてしまわずにしっかり存在感を放っています。
バラード楽曲はどうしてもスローテンポになりがちで、下手をすると退屈な楽曲になってしまうものですが、本作『ALONE』にはリスナーを飽きさせない仕掛けがいくつも施されているので、退屈とは無縁な6分間を過ごせます。やはり、ヒットソングというのはなんだかんだ言ってもそれ相応の理由がありますね。
ところで、本作『ALONE』のサビですが、私はずっと「それぞれのお花を…」と歌っているものと思っていました。“お花”だなんて、曲の雰囲気の割にかわいい表現使うんだな…なんて。
後になってから歌詞を確認し、”お花”と思っていた”お”は「それぞれの」の「の」が伸びた音、つまり、「それぞれの~花を」と歌っていることに気づいたものです…。
『ALONE』収録アルバムレビューリンク
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