ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。
『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録は最もインパクトのあるものではないでしょうか。
シンプルに、日本の歴史上最もCDを売り上げたアーティストが、この『B’z』というバンドなのです…!
CDという媒体自体が売れない時代になった今、この記録を塗り替えるアーティストが現れることはないかもしれませんね…。
今回は、『B’z』の個別楽曲、『いつかのメリークリスマス』のレビューです。
※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z
『いつかのメリークリスマス』の全体概要
基本情報
アーティスト | B’z |
曲名 | いつかのメリークリスマス |
演奏時間 | 5:36 |
作詞 | 稲葉浩志 |
作曲 | 松本孝弘 |
編曲 | 松本孝弘 & 明石昌夫 |
『いつかのメリークリスマス』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
FRIENDS | 2 |
B’z The Best “Treasure” | 13 |
The Ballads 〜Love & B’z〜 | 1, 隠しトラック |
B’z The Best “Pleasure II” | 6 |
B’z The Best “ULTRA Pleasure” (The First RUN) | 7 |
ミニアルバム『FRIENDS』の2曲目に収録。
『The Ballads 〜Love & B’z〜』の隠しトラックには別アレンジバージョン(名称不明)が、『B’z The Best “Pleasure II”』には”「恋するハニカミ!」バージョン”が収録されています。
非シングル曲ではありますが、ご覧の通りベストアルバムの常連です。
※『いつかのメリークリスマス』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
非シングル曲でありながらも絶大な人気と知名度を誇る作品が本作『いつかのメリークリスマス』。
『B’z』の20周年を記念してリリースされた『B’z The Best “ULTRA Pleasure”』に本作『いつかのメリークリスマス』が収録されているのですが、原曲アレンジのまま収録されているアルバム曲は実はこの楽曲が唯一だったりします。数あるミリオンヒットシングルすら押しのけて採用されてしまったこの事例こそ、本作『いつかのメリークリスマス』の人気の高さが別格であることを伺えるエピソードの一つだと思います。
さて、本作『いつかのメリークリスマス』ですが、この曲名通り、歌詞の内容は過去のクリスマスを回想したものになっています。
楽曲の冒頭からずっと回想シーンが続き、最後のサビが終わった後ワンフレーズだけ”現実”を歌うという構成なのですが、これが非常におしゃれですよね。幸せな過去の回想とのギャップを感じさせるかのような、意味深で余韻のあるこの締め方が本作『いつかのメリークリスマス』の人気の秘訣のような気がします。
最後に一つ。
“クリスマス当日の出来事”を歌うのではなく、”クリスマスの回想”をテーマにするなんて珍しいと思い、そっちの方向性を深堀してこの記事を書いていたのですが、途中である楽曲の存在を思い出してしましました。
…『Wham!』の『Last Christmas』です。
世界的なクリスマス定番楽曲が、既に”クリスマスの回想”をテーマしていましたよ。。。普通にメジャーなテーマだったじゃん! 泣
『いつかのメリークリスマス』収録アルバムレビューリンク
※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z