ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。
『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録は最もインパクトのあるものではないでしょうか。
シンプルに、日本の歴史上最もCDを売り上げたアーティストが、この『B’z』というバンドなのです…!
CDという媒体自体が売れない時代になった今、この記録を塗り替えるアーティストが現れることはないかもしれませんね…。
今回は、『B’z』の個別楽曲、『MOTEL』のレビューです。
※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z
『MOTEL』の全体概要
基本情報
アーティスト | B’z |
曲名 | MOTEL |
演奏時間 | 4:24 |
作詞 | 稲葉浩志 |
作曲 | 松本孝弘 |
編曲 | 松本孝弘 & 明石昌夫 |
15thシングル。ミリオンヒット作品。
『MOTEL』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
B’z The Best “Treasure” | 12 |
B’z The Best “ULTRA Treasure” (DISC 1) | 13 |
B’z The Best XXV 1988-1998 (DISC2) | 1 |
オリジナルアルバム未収録。
※『MOTEL』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
14thシングルの前作『Don’t Leave Me』に引き続き、3連符系のリズムで構成された楽曲『MOTEL』。
『Don’t Leave Me』も本作『MOTEL』も特徴的なリズムが共通しているので、なんとなく聴き心地の似た2作という印象です。
また、”やさぐれ気味な歌詞”という点がこれまたどちらも共通しているのですが、『Don’t Leave Me』の方が直接的な表現をしている一方で、本作『MOTEL』の方がより婉曲で”煮え切らない気持ち”を歌っているように思います。
そんな歌の内容のせいか、どことなく本作『MOTEL』は歌謡曲っぽい雰囲気がするんですよね。「禊ぎ」とか「根雪」とか、普段使わない詩的な日本語が登場するのも、より一層歌謡曲っぽさを増長させます。
個人的にはこの感じがシブくてかっこいいなと思って聴いていますけど。
ということで、本作『MOTEL』、”モーテル”なんていうアメリカンな曲名がついている割に、”歌詞の内容は純ジャパニーズ”というギャップがある楽曲です。
…まぁ、和風方面を意識しすぎて“旅館”なんて曲名にしてしまうと、それはそれで完全に『B’z』の世界観から逸脱してしまいますがね 笑。
きっとそのときは「ベッド」ではなく”敷布団”にたどりつくところから物語が始まってしまうでしょう…。
『MOTEL』収録アルバムレビューリンク
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