キラキラしたかわいい女の子ではなく(失礼)、もっと素の女の子をシンプルなバンドサウンドで表現してきた『チャットモンチー』!
気づけば、数多く存在する部活動的雰囲気を持った現代ガールズバンドの元祖とも言える立ち位置になっています。
そんな『チャットモンチー』も、メンバー脱退を経てギターボーカルとベースの二人になり、すでにメジャーデビューから10年以上が経過しています。もはや、ガールズバンドという括りではおさまりきらないバンドなのではないでしょうか。
今回は、『チャットモンチー』のミニアルバム『chatmonchy has come』の4曲目、『惚たる蛍』レビューです。
※『チャットモンチー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/チャットモンチー
『惚たる蛍』の全体概要
基本情報
アーティスト | チャットモンチー |
曲名 | 惚たる蛍 |
演奏時間 | 4:40 |
作詞 | 橋本絵莉子 |
作曲 | 橋本絵莉子 |
編曲 | チャットモンチー |
作詞作曲とも橋本絵莉子担当の1曲。
『惚たる蛍』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
chatmonchy has come | 4 |
ミニアルバム『chatmonchy has come』の4曲目に収録されています。
※『惚たる蛍』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ベースで聴かすスローテンポな1曲!いいですねぇ。
イントロから高めな音域のベースのフレーズが雰囲気を作っており、”スローテンポで切ない感じの曲がこれから始まるよ”というシグナルをしっかり発しています。
2番Aメロもすごく好きな部分です。ここも高音域ベースフレーズが聴けます。
それから、このセクションはボーカルのハモリがいいです!ハモリの基本は3音上なんていいますが、ここでは下でハモっています。高音域ベースを鳴らしながら、下のハモリを入れるという組み合わせ、よく思いつくなぁと感じます。計算ではなくセンスなんでしょうけどね。本作『惚たる蛍』の中でも非常に印象的な部分です。
ボーカルの橋本絵莉子が作詞を担当しているせいでしょうか、『chatmonchy has come』収録曲の中で一番感情的な歌い方をしているように思います。Aメロは控えめに、Bメロで盛り上げてサビで爆発という感じです。
『チャットモンチー』といえば、サビで聴ける裏声交じりの高音の印象がありますが、この曲のAメロのような控えめな音域の声も素敵です。
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『惚たる蛍』収録アルバムレビューリンク
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