キラキラしたかわいい女の子ではなく(失礼)、もっと素の女の子をシンプルなバンドサウンドで表現してきた『チャットモンチー』!
気づけば、数多く存在する部活動的雰囲気を持った現代ガールズバンドの元祖とも言える立ち位置になっています。
そんな『チャットモンチー』も、メンバー脱退を経てギターボーカルとベースの二人になり、すでにメジャーデビューから10年以上が経過しています。もはや、ガールズバンドという括りではおさまりきらないバンドなのではないでしょうか。
今回は、『風吹けば恋』のレビューです。
※『チャットモンチー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/チャットモンチー
『風吹けば恋』の全体概要
基本情報
アーティスト | チャットモンチー |
曲名 | 風吹けば恋 |
演奏時間 | 3:45 |
作詞 | 高橋久美子 |
作曲 | 橋本絵莉子 |
編曲 | チャットモンチー |
『チャットモンチー』の8thシングル。
『風吹けば恋』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
告白 | 11 |
チャットモンチー BEST〜2005-2011〜 | 12 |
BEST MONCHY 1 -Listening- (CD1) | 14 |
3rdフルオリジナルアルバム『告白』に収録。
※『風吹けば恋』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
化粧品系企業のCMソングになった1曲。
『風吹けば恋』というフレーズは歌詞に出てこないので、曲名を聞いただけではどんな曲かピンとこないかもしれません。しかし、サビを聴けば”あーこの曲か!”となるのではずです!
私もこの曲を初めて耳にしたのはCMがきっかけでした。ただ、当時は”『チャットモンチー』がCMの曲歌ってるなー”くらいの感想に留まり、CDを買うとか、具体的な行動には移しませんでした。
それからしばらく経って、ベストアルバム『チャットモンチー BEST〜2005-2011〜』に出会い、そこで初めてフルで『風吹けば恋』を聴きました。
正直、イントロ、Aメロを聴いても例のCMの曲だとは気付けなかったです。
化粧品系企業のCMで流れていたというイメージもあるのでしょうが、さわやかなサビに比べて、イントロやAメロはけっこう激しめなんですよね。おかげで、サビに差し掛かったときは、“この曲だったんかーい!”という発見の感動を味合わせてもらいました 笑。
あと、印象に残ったのは2番が終わって最後のサビが始まるまでの間奏ですかね。
多くの楽曲はここで時間をとってギターソロが入るのですが、本作『風吹けば恋』は、ある種の実験的な(?)演奏が繰り広げられます。言葉を選ばずに表現してしまうと、”適当に作ったんじゃない!?”って思ってしまうような間奏なんです(ホントは真面目に作っていると思いますよ。リズムパターンとか凝っていますし)。
耳に残る、さわやかなサビを持つ楽曲なので、その雰囲気でここの間奏も構築してくれたらなぁ…なんて、個人的には思ってしまいました。
まぁ、そこも含めてハマっちゃって、一時期ヘビロテしてたんですけどね 笑。
『風吹けば恋』収録アルバムレビューリンク
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