J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。
これが日本人の心に響かないわけがない!
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『Feel My Heart』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
『Feel My Heart』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | Feel My Heart |
演奏時間 | 4:24 |
作詞 | 五十嵐充 |
作曲 | 五十嵐充 |
編曲 | 五十嵐充 |
記念すべきデビューシングル。
『Every Little Thing』が3人組だった頃、リーダーであり、プロデューサーであり、キーボード担当でもあった五十嵐充による作品。
『Feel My Heart』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
everlasting | 2 |
Every Best Single +3 | 1 |
Every Best Single 〜COMPLETE〜 (Disc 1) | 1 |
Every Best Single 2 〜MORE COMPLETE〜 (Disc 1) | 1 |
オリジナルアルバム『everlasting』の2曲目に”Album mix”で収録。
※『Feel My Heart』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
1996年にデビューした『Every Little Thing』の1stシングルは、シンセサウンドを前面に押し出した、エイベックスのお届けするダンス系ポップス。
“90年代”、”エイベックス”、”ダンス系”というキーワードから連想するのは、やはり小室哲哉ですかね。初期ELTは五十嵐充が作詞作曲編曲を担当していたので、小室ファミリーというわけではありませんが、サウンドはやはり似たものを感じます。
一方で、五十嵐充の作品には90年代前半にJ-POP界を支配したビーイング系の香りもするんですよね。サビのメロディーを元にした口ずさめるイントロだったり、けっこう動き回るギターだったり、ビーイング系のアーティストが得意な手法が初期ELTの楽曲にも感じられます。『ZARD』なんか、聴き心地が近いです。
本作『Feel My Heart』はそんな初期ELTを代表とする、ザ・J-POP感たっぷりな1曲です。
持田香織の歌い方も、今では考えられないくらい“やる気ない歌い方”になっていますが、それがクセになります 笑。
Amazonで試聴できます。
『Feel My Heart』収録アルバムレビューリンク
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