個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/Home Sweet Home

投稿日:2020年3月24日 更新日:

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。

特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。

初期ELTサウンドを支えた五十嵐充は2000年にELTを脱退。その後、『day after tomorrow』のプロデューサーとして再び活躍を始めます。

今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『Home Sweet Home』のレビューです。

※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing

『Home Sweet Home』の全体概要

基本情報

アーティストEvery Little Thing
曲名Home Sweet Home
演奏時間4:36
作詞持田香織
作曲原一博
編曲星野靖彦 & 桑島幻矢

本作『Home Sweet Home』の作曲を担当した原一博は後の23rdシングル『Grip!』でも作曲を担当しています。

『Home Sweet Home』収録アルバム

アルバム名トラック#
4 FORCE7

4thアルバム『4 FORCE』の7曲目に収録。

※『Home Sweet Home』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

曲名の『Home Sweet Home』という単語の並びですが、辞書を引いてみたところ、こういった慣用句があるわけではないようでした。では、”Home Sweet Home”というのはELTの造語なのかと言うと、それもまた違うようです。

おそらくですが、イングランド民謡の『Home! Sweet Home!』がこの曲名のルーツと思われます。”楽しき我が家”という邦訳がついているそうです。

イングランド民謡の『Home! Sweet Home!』、有名な作品だそうですが私はその存在を知りませんでした。

なので、ELTの本作『Home Sweet Home』がどれくらいイングランド民謡の方を意識しているのか、私の方で測る術がありません。曲名だけ拝借して内容は全然違うもの…という線が濃いと思っていますが、ELTの『Home Sweet Home』ががっつりイングランド民謡の方をオマージュしていたらすみません 笑。

イングランド民謡が曲名のルーツなんて書くと、カントリー調の穏やかな楽曲を想像するかもしれませんが、本作『Home Sweet Home』はシンセサウンドバリバリのポップスです。

アルバム『4 FORCE』収録曲の中で突出して傑作という感じではないですが、アルバムを通して聴いていて全然邪魔にはならない普通の良曲です。

Amazonで試聴できます。

『Home Sweet Home』収録アルバムレビューリンク

※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/gravity

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 ヴィジュアル系というジャンルにおけるバンドアンサンブルの方針、特に、ツインギターの絡み方を …

【個別楽曲レビュー】ポケットビスケッツ/My Diamond

テレビのバラエティー番組から生まれた音楽ユニット『ポケットビスケッツ』。 メンバーはウッチャンナンチャンの内村光良、千秋、キャイーンのウド鈴木の3人構成。『ポケットビスケッツ』はかなり昔に活動休止して …

【個別楽曲レビュー】GLAY/ONE LOVE 〜ALL STANDARD IS YOU reprise〜

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 ヒットソングだけを取り出してみれば、確かに耳馴染みの良い王道J-POPな楽曲で溢れていますが、ひとたび『GLAY』の …

【個別楽曲レビュー】相対性理論/元素紀行

2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』! 実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。 メンバーの中ではボーカルの『やくしまるえつこ』がソロでも曲を出し …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/聖なる海とサンシャイン

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 大人の魅力を増して帰ってきてくれましたね! これから出す新曲やアルバムがどんなものになるのか楽しみです。年齢的な深みが増すこと …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。