個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/今でも・・・あなたが好きだから

投稿日:2018年10月29日 更新日:

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。

特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。

そんなELTの全盛期を支えた五十嵐充は2000年に脱退。それ以降、ボーカルの持田香織とギターの伊藤一郎の二人による男女ユニット形式になり、現在に至ります。

今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『今でも・・・あなたが好きだから』のレビューです。

※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing

coast

『今でも・・・あなたが好きだから』の全体概要

基本情報

アーティストEvery Little Thing
曲名今でも・・・あなたが好きだから
演奏時間4:49
作詞五十嵐充
作曲五十嵐充
編曲五十嵐充

元々は五十嵐充が『奥菜恵』の4thシングルとして提供した楽曲。

『今でも・・・あなたが好きだから』収録アルバム

アルバム名トラック#
Time to Destination2
Every Ballad Songs5

2ndアルバム『Time to Destination』の2曲目に収録。

また、バラードベストアルバムの『Every Ballad Songs』にも収録されています。

※『今でも・・・あなたが好きだから』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

五十嵐充が『奥菜恵』に提供した楽曲を、本家のELTで再構成した作品、『今でも・・・あなたが好きだから』。

いわゆる”セルフカバー”というのが近いと思いますが、どうなのでしょう。『山崎まさよし』の『セロリ』とか、『槇原敬之』の『世界に一つだけの花』とかなら間違いなくセルフカバーと言っていいと思うのですが。

本作『今でも・・・あなたが好きだから』のように、楽曲制作が主な役割であるメンバーがユニットにいて、その人が外部に提供した曲を自ユニットでも発表するという形式、それをセルフカバーと呼んでいいのか…。なんとなく、作曲家が同じ曲を二つの別々のところへ提供しただけとも捉えられるようで、そう解釈するなら、”カバー”というのは適切な表現ではないような気もするんですよね。

…すみません、どうでもいい話でした 笑。

いずれにせよ、セルフカバー的な作品がアルバムに入っているというのはいいですね。他人のふんどしで相撲を取っている感もなく、それでいてそこそこ聴いたことのある曲というのは、割とすんなり受け入れられるのではないでしょうか。

さすがにセルフカバー的な楽曲をシングルでリリースされると、”完全新曲で勝負してくれよ”と思ってしまいますが、アルバムの1曲とかカップリング曲として世に出るのなら丁度いい感じで聴けるんじゃないかなと思います。

Amazonで試聴できます。

『今でも・・・あなたが好きだから』収録アルバムレビューリンク

※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/DRASTIC HOLIDAY

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! ギラギラした妖しい容姿、歌謡曲風の曲調、核心を突いた歌詞…そのどれもが絶妙なバランスの上に成り立つ唯一無二のバンドです。 一度 …

【個別楽曲レビュー】GLAY/HAPPINESS

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 デビューから20年以上経つベテランバンドですが、長寿バンドに付きものの”メンバー間の確執”と …

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/I’LL K■LL YOU

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。 YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/IN FUTURE

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 再始動前の2009年、『LUNA SEA』のリードギターを担当するSUGIZOがHIDEの …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/人類最後の日

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 大人の魅力を増して帰ってきてくれましたね! これから出す新曲やアルバムがどんなものになるのか楽しみです。年齢的な深みが増すこと …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。