J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。
そんなELTの全盛期を支えた五十嵐充は2000年に脱退。それ以降、ボーカルの持田香織とギターの伊藤一郎の二人による男女ユニット形式になり、現在に至ります。
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『今でも・・・あなたが好きだから』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
『今でも・・・あなたが好きだから』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | 今でも・・・あなたが好きだから |
演奏時間 | 4:49 |
作詞 | 五十嵐充 |
作曲 | 五十嵐充 |
編曲 | 五十嵐充 |
元々は五十嵐充が『奥菜恵』の4thシングルとして提供した楽曲。
『今でも・・・あなたが好きだから』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Time to Destination | 2 |
Every Ballad Songs | 5 |
2ndアルバム『Time to Destination』の2曲目に収録。
また、バラードベストアルバムの『Every Ballad Songs』にも収録されています。
※『今でも・・・あなたが好きだから』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
五十嵐充が『奥菜恵』に提供した楽曲を、本家のELTで再構成した作品、『今でも・・・あなたが好きだから』。
いわゆる”セルフカバー”というのが近いと思いますが、どうなのでしょう。『山崎まさよし』の『セロリ』とか、『槇原敬之』の『世界に一つだけの花』とかなら間違いなくセルフカバーと言っていいと思うのですが。
本作『今でも・・・あなたが好きだから』のように、楽曲制作が主な役割であるメンバーがユニットにいて、その人が外部に提供した曲を自ユニットでも発表するという形式、それをセルフカバーと呼んでいいのか…。なんとなく、作曲家が同じ曲を二つの別々のところへ提供しただけとも捉えられるようで、そう解釈するなら、”カバー”というのは適切な表現ではないような気もするんですよね。
…すみません、どうでもいい話でした 笑。
いずれにせよ、セルフカバー的な作品がアルバムに入っているというのはいいですね。他人のふんどしで相撲を取っている感もなく、それでいてそこそこ聴いたことのある曲というのは、割とすんなり受け入れられるのではないでしょうか。
さすがにセルフカバー的な楽曲をシングルでリリースされると、”完全新曲で勝負してくれよ”と思ってしまいますが、アルバムの1曲とかカップリング曲として世に出るのなら丁度いい感じで聴けるんじゃないかなと思います。
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『今でも・・・あなたが好きだから』収録アルバムレビューリンク
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