90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
シングル、アルバムともにミリオンヒットを連発し、商業的な成功という意味においては、『GLAY』のデビューをプロデュースしたあのYOSHIKI率いる『X JAPAN』を超えたと言っても過言ではないでしょう。(もちろん、CDがたくさん売れた方が偉いとか、そういった話をつもりはないです。あくまで数字的な観点で。)
今回は、『GLAY』の楽曲、『Lovers change fighters, cool』のレビューです。
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目次
『Lovers change fighters, cool』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | Lovers change fighters, cool |
演奏時間 | 3:59 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY& 佐久間正英 |
『Lovers change fighters, cool』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
BELOVED | 2 |
オリジナルアルバム『BELOVED』の2曲目に収録。
※『Lovers change fighters, cool』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『Lovers change fighters, cool』という曲名、直訳すれば“恋人は戦士を変える、カコイイ!”といったところでしょうか。うん、少なくとも、曲名はカコイイ!とは言い難いですね 笑。
ただ、そんなダサい(失礼)曲名が『GLAY』らしい 笑。
楽曲の方は、スピード感あふれる内容になっています。
アルバム『BELOVED』の2曲目というポジションにピッタリですね。1曲目の『GROOVY TOUR』でワクワク感を高めた後、2曲目の本作『Lovers change fighters, cool』のスピード感でリスナーのテンションさらに高める、そんな流れを感じます。
これは経験則なのですが、名アルバムは2曲目にスピード感のある楽曲を配置することが多いです。それも、小細工を極力抑えた、そのバンドの得意な形の直球ナンバーですね。
本作『Lovers change fighters, cool』は、当時の『GLAY』にとって、まさに”お得意の直球スピードナンバー”に相当する作品だったのだろうと推察しています。
あと、この楽曲は歌うのが難しそうです。Aメロからサビまで、どこを切り取っても早口なので。メロディーから外れずに歌いきるリズム感と息継ぎのタイミングをしっかりキャッチする能力が必要そうです。
そんな本作『Lovers change fighters, cool』をしっかり歌い上げるボーカルTERUのリズム感は、かつてドラマーだったことに由来する部分があるかもしれません。
『Lovers change fighters, cool』収録アルバムレビューリンク
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