アルバムレビュー

【アルバムレビュー】GLAY/BELOVED

投稿日:2018年2月1日 更新日:

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。

シングル、アルバムともにミリオンヒットを連発し、商業的な成功という意味においては、『GLAY』のデビューをプロデュースしたあのYOSHIKI率いる『X JAPAN』を超えたと言っても過言ではないでしょう。(もちろん、CDがたくさん売れた方が偉いとか、そういった話をつもりはないです。あくまで数字的な観点で。)

今回は、『GLAY』のアルバム『BELOVED』のレビューです。

※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY

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『BELOVED』の全体概要

アーティストGLAY
アルバム名BELOVED
発売日1996/11/18
収録曲数12
演奏時間60:33

9thシングルの曲名『BELOVED』と同じタイトルを持つ、メジャー3rdアルバム。

本アルバム『BELOVED』にて、『GLAY』はシングル・アルバムを通して初めてのミリオンヒットを獲得しました。最終的な売り上げ枚数は150万枚を超えています。

演奏時間はトータルで60:33。東海道線で、東京・平塚間くらいの時間です。

レビュー

『BELOVED』の収録曲別お気に入り度

各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。

#曲名お気に入り度
1GROOVY TOUR★★★★★5
2Lovers change fighters, cool★★★★☆4
3BELOVED★★★★☆4
4SHUTTER SPEEDSのテーマ★★★★☆4
5Fairy Story★★★★☆4
6カナリヤ★★★★☆4
7HIT THE WORLD CHART!★★★☆☆3
8a Boy〜ずっと忘れない〜★★★★☆4
9春を愛する人★★★★★5
10カーテンコール★★★★★5
11都忘れ★★★★★5
12RHAPSODY★★★★☆4

シングル作品は『BELOVED』と『a Boy〜ずっと忘れない〜』が収録されています。#9 『春を愛する人』は後のシングル『口唇』のカップリングとして収録されました。

後半の#9 『春を愛する人』から#11 『都忘れ』の流れは、まさに超絶怒涛の名曲ラッシュ

※『BELOVED』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。

『BELOVED』全体の感想

なんとなくな雰囲気ではなく、1曲1曲が持つ楽曲のパワーそのものの総合力で聴かせるアルバムが本作『BELOVED』です。この感覚は、まるでベストアルバムでも聴いているかのような濃密さ!

シンプルに捨て曲が無いんですよね。あえて言えば、#7 『HIT THE WORLD CHART!』がちょっと好みじゃなかったくらいで、あとはどの曲も頭の中で再生できるほど聴き倒しました 笑。

ヒットシングルであり、アルバムのタイトルにもなった『BELOVED』という楽曲の存在も大きいのですが、いわゆるアルバム曲がまぶしく輝いています。

特に#9 『春を愛する人』、#10 『カーテンコール』、#11 『都忘れ』の3曲ですね。歌詞、メロディーともに完成度が高く、隠れた『GLAY』の名曲と言っても過言ではないでしょう。

…いや、ベストアルバムの収録状況などを考えると、見方によっては、“隠れてない”名曲かもしれません 笑。

とにかく、『GLAY』の持つポップで親しみやすい楽曲に溢れたオリジナルアルバムが聴きたいならば、本作『BELOVED』はイチオシですよ!

『BELOVED』収録曲の個別楽曲レビューリンク

※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。