個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】GLAY/a Boy〜ずっと忘れない〜

投稿日:2018年2月8日 更新日:

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。

シングル、アルバムともにミリオンヒットを連発し、商業的な成功という意味においては、『GLAY』のデビューをプロデュースしたあのYOSHIKI率いる『X JAPAN』を超えたと言っても過言ではないでしょう。(もちろん、CDがたくさん売れた方が偉いとか、そういった話をつもりはないです。あくまで数字的な観点で。)

今回は、『GLAY』の楽曲、『a Boy〜ずっと忘れない〜』のレビューです。

※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY

graffiti

『a Boy〜ずっと忘れない〜』の全体概要

基本情報

アーティストGLAY
曲名a Boy〜ずっと忘れない〜
演奏時間4:50
作詞TAKURO
作曲TAKURO
編曲GLAY& 佐久間正英

10thシングルの表題曲。

『a Boy〜ずっと忘れない〜』収録アルバム

アルバム名トラック#
BELOVED8
DRIVE-GLAY complete BEST (DISC 1)6
-Ballad Best Singles- WHITE ROAD8
THE GREAT VACATION VOL.2 〜SUPER BEST OF GLAY〜 (Disc 1)11
REVIEW II -BEST OF GLAY- (TAKURO盤)11

オリジナルアルバム『BELOVED』の8曲目に収録。

様々なベストアルバムに収録されていますが、売れに売れたベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』には未収録。

※『a Boy〜ずっと忘れない〜』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

バラードベスト『-Ballad Best Singles- WHITE ROAD』に収録されているものの、実態はミディアム系の楽曲で、世間一般の持つバラードソングのイメージとは異なる1曲なのが、本作『a Boy〜ずっと忘れない〜』。

この楽曲ですが、『GLAY』のシングル表題曲にしてはサビの盛りあがりに欠ける印象があります。

そんな地味な楽曲のせいかはわかりませんが、9thシングル『BELOVED』が80万枚以上を売り上げたものの、10thシングルの本作は30万枚にも満たない程度の売り上げに終わりました。

上述の通り、シングルの割になにかと地味で目立たない作品なのですが、地味だからといって駄作というわけでありません

少年時代を振り返り、ノスタルジックに浸りながらも今を生きていく…そんなテーマを持った楽曲で、スルメ曲タイプですね。”a boy(少年)”と曲名についていますが、”少年の気持ち”そのものを歌ったわけでは無く、少年時代を振り返る”大人”を歌った内容というわけです。

副題の「ずっと忘れない」はそういう背景からつけられたものと思われます。

『a Boy〜ずっと忘れない〜』収録アルバムレビューリンク

※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】相対性理論/夏の黄金比

2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』! 実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。 メンバーの中ではボーカルの『やくしまるえつこ』がソロでも曲を出し …

【個別楽曲レビュー】Janne Da Arc/ring

2019年、突如解散を発表した『Janne Da Arc』。 キーボードを絡めたカラフルな音色、個々の卓越した演奏技術による派手なサウンド、そしてキャッチーなメロディーラインが魅力的な楽曲をいくつも生 …

【個別楽曲レビュー】hide/SCANNER

伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。 カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして …

【個別楽曲レビュー】MALICE MIZER/月下の夜想曲

今や芸能人格付けチェックの常連というイメージが強い『GACKT』。その『GACKT』が在籍していたバンドが『MALICE MIZER』です。 音楽業界の中でも異端な扱いを受けがちなV系バンドですが、そ …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/Good for nothing

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。