個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】相対性理論/夏の黄金比

投稿日:2017年4月4日 更新日:

2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』!

実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。

メンバーの中ではボーカルの『やくしまるえつこ』がソロでも曲を出したりと、割と有名なんじゃないでしょうか。

今回は、『シフォン主義』の3曲目『夏の黄金比』のレビューです。

※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論

summer

『夏の黄金比』の全体概要

基本情報

アーティスト相対性理論
曲名夏の黄金比
演奏時間3:40
作詞真部脩一
作曲真部脩一
編曲?

『夏の黄金比』、演奏時間3:40にしてアルバム『シフォン主義』の中では最長の曲になります。

改めて、『シフォン主義』はコンパクトにまとめられた曲ばかりだと思わされますね。

『夏の黄金比』収録アルバム

アルバム名トラック#
シフォン主義 3

『シフォン主義』の3曲目に収録されています。

※『夏の黄金比』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

アルバム『シフォン主義』の中で、最も爽やかな1曲です。

歌詞も、一部を除いて爽やかな言葉を選んでいます。「恋」とか「キャンディー」とか「シャンプー」とか。

曲名に「夏」と付いているだけありますね。

“一部を除いて”というのは、途中で突然出てくる箱買い連呼パートのことです。『夏の黄金比』の中で最もインパクトのあるところです。

一度聴けば何のことかわかると思います。

イントロですが、『シフォン主義』1曲目の『スマトラ警備隊』のように叩き付けるようなリズムでインパクトを与えるわけでもなく、2曲目の『LOVEずっきゅん』のようにダサおしゃれな感じでもなく、ギターとベースの爽やかなメロディー構成となっています。

ここのギターとベースのメロディーのかけ合いはシンプルながらも素敵ですね。

ギターのメロディーが動くところはベースは控えめに、逆にベースのメロディーが動くところはギターは控えめになっています。

このパターンは歌が始まっても同じ。ギターの代わりにボーカルとベースのかけ合いを聴くことができます。歌と歌の合間をつなぐベースのフレーズが耳に心地よく届きます。

かけ合いといえば、曲の後半で『やくしまるえつこ』と男性ボーカルとのかけ合いがありますが…これはどうなんでしょう…。

不思議感は確かに出ていますが、それ以上にカオスな印象です 笑。

しかし、この曲のサビってどこなんでしょうね。

…やっぱり、箱買いを連呼するところなんでしょうか。

Amazonで試聴できます。

『夏の黄金比』収録アルバムレビューリンク

※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/No limit

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/パラレルスペック

2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。 以降、あまり良くないイ …

【個別楽曲レビュー】GARNET CROW/永遠を駆け抜ける一瞬の僕ら

2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。 女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。 メンバーが楽曲制作に携わる場合、ボーカルが作詞 …

【個別楽曲レビュー】黒夢/ピストル

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカル …

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/SADISTIC DESIRE

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。 YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。