個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/君といつまでも

投稿日:2019年5月28日 更新日:

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。通称”金爆(きんばく)”。

自分たちの好きなことをするため、あえてメジャーデビューを選ばずにインディーズで活動を続ける姿は、まさにロックと言えるのではないでしょうか。純粋にかっこいいと思えます。

今回は、『君といつまでも』の個別楽曲レビューです。

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

handcuffs

『君といつまでも』の全体概要

基本情報

アーティストゴールデンボンバー
曲名君といつまでも
演奏時間4:13
作詞鬼龍院翔
作曲鬼龍院翔
編曲tatsuo & 鬼龍院翔

『君といつまでも』収録アルバム

アルバム名トラック#
ゴールデン・アワー〜下半期ベスト2010〜6

『ゴールデン・アワー〜下半期ベスト2010〜』の6曲目に収録。

※『君といつまでも』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

本作『君といつまでも』、私の第一印象は…『X JAPAN』の『紅』っぽい!

と言っても、この楽曲のほんの一部、イントロのギターリフの部分だけなのですがね。本作『君といつまでも』の一番最初に耳に入るこの部分が『紅』のギターリフっぽいなと感じたのです。

それ以外は、もちろん全然別物 笑。

さて、本作『君といつまでも』ですが、“夢を追いかける女性と、それを複雑に思う男性”という内容となっています。

この楽曲における男女の役割、改めて考えると現代風ですよね。

というのも、これまでであれば、夢を追いかけるのは男性、それを見守るのが女性というのが定番でしたから。例えば、夢を追いかけて上京し、離れ離れになった男女を描いた名作『木綿のハンカチーフ』なんかはモロにそのパターンです。

『木綿のハンカチーフ』は昭和50年にリリースされた楽曲ですが、当時はこういった”出ていくのが男、待つのが女”という認識が一般的であったのでしょう。この役割がもし『ゴールデンボンバー』の『君といつまでも』と同じだったら、”男がメソメソ待つなんて、変わった楽曲ね”なんていう扱いをされたのではないでしょうか。

一方、平成22年に世に出た本作『君といつまでも』は上述の通り”出ていく役”を女性が担っています。しかし、それに対して現代の我々は特に疑問に思うことはないはず。

女々しい男性を描くのに長けた『ゴールデンボンバー』だからこそ…というのはもちろんあるでしょうが、時代の流れもこの楽曲の存在を後押しする一因なのだろうなと思う次第です。

Amazonで試聴できます。

『君といつまでも』収録アルバムレビューリンク

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/THE NEPENTHES

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …

【個別楽曲レビュー】チャットモンチー/サラバ青春

キラキラしたかわいい女の子ではなく(失礼)、もっと素の女の子をシンプルなバンドサウンドで表現してきた『チャットモンチー』! 気づけば、数多く存在する部活動的雰囲気を持った現代ガールズバンドの元祖とも言 …

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/列車クラシックさん

ギターボーカル担当の川谷絵音の不倫だったり、ドラム担当のほな・いこかが「さとうほなみ」名義で女優デビューしたりと、音楽面よりメンバーの素行が注目されてしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』 注目のされ方 …

【個別楽曲レビュー】GARNET CROW/call my name

2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。 女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。 丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET …

【個別楽曲レビュー】黒夢/情熱の影―Silhouette―

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 1994年のメジャーデビュー後、順調にセールスを伸ばしていた中1999年に無期限の活動停止を発表。そしてその約10年後の2010年、 …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。