個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/モノクローム

投稿日:2018年10月31日 更新日:

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。

特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。

そんなELTの全盛期を支えた五十嵐充は2000年に脱退。それ以降、ボーカルの持田香織とギターの伊藤一郎の二人による男女ユニット形式になり、現在に至ります。

今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『モノクローム』のレビューです。

※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing

highlight

『モノクローム』の全体概要

基本情報

アーティストEvery Little Thing
曲名モノクローム
演奏時間3:57
作詞五十嵐充
作曲五十嵐充
編曲五十嵐充

インスト曲の『Old Dreams』を除けばアルバム『Time to Destination』収録曲の中で最も演奏時間の短い楽曲。

『モノクローム』収録アルバム

アルバム名トラック#
Time to Destination5

2ndアルバム『Time to Destination』の5曲目に収録。

※『モノクローム』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

高校生活を思い出しながら、懺悔の念に駆られるという1曲、『モノクローム』。

いや、”懺悔の念”なんて表現はちょっと大げさですかね。まぁ、当時の彼氏に「ごめんね」と言いたいと、そういうことらしいです。

しかしまぁ、リア充な高校生活が描かれていますよ。

歌詞中に「High School Days」って出てきているので、高校時代の話を歌っているのかとわかるのですが、この言葉がなかったら普通に大人の恋愛を描いているのかと思ってしまいます。「駆け引き」だとか「すれ違う毎日」だとか、いやぁ、ませてますね 笑。

それとも、90年代後半の女子高生ってこんな感じが普通だったのでしょうか…。

あと、ついつい忘れがちなのですが、当時のELTはほとんどの楽曲の作詞を五十嵐充が担当していました。なので、この”ませた女子高生像”を描いているのは持田香織ではなく五十嵐充なのです。ユニットのボーカルが若い女性だからということで、それに合わせた歌詞を作っていたのでしょうが、普通にすごい想像力だと思います。

楽曲の方ですが、『モノクローム』なんて曲名が付いているのでおとなしい感じの曲調なのかなと思いきや、実際はけっこうスピード感にあふれるスリリングでキャッチーな仕上がりになっています。五十嵐充プロデュース時代のELTらしく、カラフルなアレンジです。

Amazonで試聴できます。

『モノクローム』収録アルバムレビューリンク

※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】the brilliant green/angel song -イヴの鐘-

『the brilliant green』はもっと評価されるべき!! UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二です! そんな『the …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/WITH LOVE

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 自身主宰のLUNATIC FEST.ではベテランバンドから若手バンドまでを巻き込み、日本の …

【個別楽曲レビュー】the brilliant green/Ash Like Snow

『the brilliant green』はもっと評価されるべき!! UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二です! そんな『the …

【個別楽曲レビュー】GARNET CROW/二人のロケット

2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。 女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。 丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/WELCOME TO MY DOGHOUSE

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 流行りに左右されない、媚びないロックサウンドが大好きです!! 復活してからも、変わらずにギラギラした妖しいロックを奏でていって …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。