J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
1996年にデビューし、2016年に20周年を迎えました。
2000年前後ほどの派手なヒットはありませんが、とどまることなくコンスタントに活動を続けるユニットというのは、今や希少な存在ではないでしょうか。
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『Pray』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
『Pray』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | Pray |
演奏時間 | 5:23 |
作詞 | 五十嵐充 |
作曲 | 五十嵐充 |
編曲 | 五十嵐充 |
2000年1月1日にリリースされた13thシングル。両A面シングルの一つで、もう片方は『Get Into A Groove』。
本作『Pray』がアルバム『eternity』収録曲の中で最も演奏時間の長い作品になります(リミックス楽曲を除く)。
『Pray』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
eternity | 1 |
Every Best Single 2 | 1 |
Every Best Single 〜COMPLETE〜 (Disc 2) | 1 |
Every Best Single 2 〜MORE COMPLETE〜 (Disc 2) | 1 |
3rdアルバム『eternity』の1曲目に収録。
そして他のベストアルバムでも常に1曲目に収録されています。
※『Pray』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
相変わらずのキャッチーなメロディーがELTらしい楽曲、『Pray』。
サビ頭の構成にして、その出だしに登場する「To The Sky」部分のメロディーが跳ねるようなシンコペーションになっており、このフレーズがよく耳に残る作りになっています。
覚えやすさ、浸透のしやすさを第一に考えるなら、この部分に当てる歌詞を曲名に使うほうがいいかもしれませんね。本作のケースで言えば、曲名をいっそ”To The Sky”にしてしまうという感じです。
サビだけでなく、Aメロにもこのシンコペーションのモチーフが何度か登場しています。まるで別々の楽曲をくっつけたようなサビとAメロを持つ作品もある中、本作『Pray』は曲全体に統一感を持たせた作りになっているというわけですね。ジェットコースター的な激しい展開ではありませんが、良メロをじっくり味わうという王道的な楽しみ方ができます。
あと、『Pray』に関して個人的に好きなのが持田香織の歌い方です。
デビュー当時の『Feel My Heart』等で聴ける“やる気の無い(ように聴こえる)歌い方”も非常に好きなのですが、本作『Pray』頃の安定したクセの無い歌い方もかなり好みなのです。
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『Pray』収録アルバムレビューリンク
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