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【個別楽曲レビュー】GLAY/Christmas Ring

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90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。

ヒットソングだけを取り出してみれば、確かに耳馴染みの良い王道J-POPな楽曲で溢れていますが、ひとたび『GLAY』の世界へ足を踏み入れると、そこには成功者ゆえの苦悩に満ちた孤独の世界を垣間見ることができます。

そこは我々凡人にとっては到底辿り着ける境地ではありませんが、その途方に暮れるほどの景色を、TAKUROの紡ぐ言葉とメロディーによって私たちもほんの少しだけ追体験できるような気がします。

 

今回は、『GLAY』の楽曲、『Christmas Ring』のレビューです。

 

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全体概要

基本情報

アーティスト GLAY
曲名 Christmas Ring
演奏時間 6:00
作詞 TAKURO
作曲 TAKURO
編曲 GLAY & 佐久間正英

 

収録アルバム

アルバム名 トラック#
ONE LOVE 16

オリジナルアルバム『ONE LOVE』の16曲目に収録。

 

レビュー

『Christmas Ring(クリスマス・リング)』なんていう一見幸せいっぱいに見える本作ですが、内容はけっこう孤独

 

とにかくイントロからしてズシーンと心が暗くなるような雰囲気が漂っています。

コード進行を見る限り、暗いと言われるマイナーコードを使っているわけでは無いんですけどね。どんよりした楽器の音色とそれを助長するスローなテンポのせいか、やたら暗い感じに聴こえます。少なくとも、”クリスマスだー!イエーイ!”というハッピーな様子を感じらるイントロではありません。

 

そして、何と言っても歌詞が孤独ですよね…。

そばにいるのに全然心が通っていない、そんな様子が描かれています。

本作『Christmas Ring』に登場する「あなた」に、全く生気が感じられないんですよね。物理的に一人ぼっちというわけではないのに、「あなた」への投げかけは、まるで壁に向かって話しかけているかのような無力感があります。

 

なんというか、アルバム『ONE LOVE』は、こういった”どうしようもなく途方に暮れるしかない心情”を描いた作品が多いですよね。

#5 『Fighting Spirit』や#15 『夢遊病』は成功の果てにある底知れぬ虚無感を、本作『Christmas Ring』は恋愛面における心の通わない無力感を歌うといった形で。

 

好みの問題ですが、私は『GLAY』のこういった楽曲が大好きです。

切なさを歌う楽曲より、虚しさを歌う楽曲の方が、やたらと私の心に響くのです。

 

『Christmas Ring』が収録されているアルバム『ONE LOVE』のレビューはこちらからどうぞ!

【アルバムレビュー】GLAY/ONE LOVE

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。