90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
デビューが『X JAPAN』のYOSHIKIプロデュースだったこともあり、ヴィジュアル系というカテゴリーに分類されることが多いバンドですが、音楽性は完全にJ-POPのそれ。
メンバー間の仲の良さがにじみ出る優しい楽曲に心癒された方も多いのではないでしょうか。
今回は、『GLAY』の楽曲、『Freeze My Love』のレビューです。
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『Freeze My Love』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | Freeze My Love |
演奏時間 | 5:33 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY & 佐久間正英 |
4thシングル。
『Freeze My Love』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
SPEED POP | 8 |
REVIEW-BEST OF GLAY | 10 |
THE GREAT VACATION VOL.2 〜SUPER BEST OF GLAY〜 (Disc 1) | 4 |
メジャー1stのオリジナルアルバム『SPEED POP』に収録。
※『Freeze My Love』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
世間一般の『GLAY』のイメージとは一線を画す1曲、『Freeze My Love』。
イントロの一発目から聴こえるストリングスの刻みが、耽美的な雰囲気を醸し出していますね。このストリングスにギターのアルペジオが加わり、ロックなビートが入ってくると、完全に90年代ヴィジュアル系の楽曲へと変貌します。
バラードでも無いのに演奏時間が5分30秒以上あったりと、やたら曲が長いのも『X JAPAN』を始めとしたヴィジュアル系バンドを彷彿とさせます。ギターソロの尺が長めに取ってあるのも、やはりこの流れでしょうか。
本作『Freeze My Love』の商業的成果ですが、オリコン最高位19位、累計売上枚数約7万枚と、90年代のCDバブル期の中で考えると、そこまで結果が振るわなかったようです。
もしもこの『Freeze My Love』が商業的に成功し、『GLAY』の知名度を決定づけることになっていたら…今の『GLAY』とは異なり、もっとヴィジュアル系な路線で進んでいたかもしれませんね。
『GLAY』の楽曲の中でも異色の輝きを放つ本作『Freeze My Love』、一度聴いてみてはいかがでしょうか。
普通にかっこいいですよ。特に耽美的なイントロには痺れます!
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『Freeze My Love』収録アルバムレビューリンク
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