90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
デビューが『X JAPAN』のYOSHIKIプロデュースだったこともあり、ヴィジュアル系というカテゴリーに分類されることが多いバンドですが、音楽性は完全にJ-POPのそれ。
メンバー間の仲の良さがにじみ出る優しい楽曲に心癒された方も多いのではないでしょうか。
今回は、『GLAY』の楽曲、『HOWEVER』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
『HOWEVER』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | HOWEVER |
演奏時間 | 5:34 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY & 佐久間正英 |
12thシングル。『GLAY』のシングルとしては初めてミリオンヒットを記録しました。累計売上枚数は約134万枚。
ベストアルバム『DRIVE-GLAY complete BEST』の収録曲を決める際の投票では、堂々の第1位を獲得しています。
『HOWEVER』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
REVIEW-BEST OF GLAY | 8 |
DRIVE-GLAY complete BEST (DISC 1) | 11 |
-Ballad Best Singles- WHITE ROAD | 9 |
THE GREAT VACATION VOL.2 〜SUPER BEST OF GLAY〜 (Disc 1) | 15 |
rare collectives vol.3 (Disc 2) | 2 |
MUSIC LIFE (BALLADE BEST☆MELODIES) | 5 |
REVIEW II -BEST OF GLAY- (TAKURO盤) | 4 |
オリジナルアルバムには未収録ながら、多くのベストアルバムに収録されています。
『rare collectives vol.3』にはライブバージョンでの収録。
※『HOWEVER』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
いきなり妄想の話で申し訳ないのですが…。
もしも、邦楽全楽曲を対象にした“ラブソング-日本代表-“という12曲入りのアルバムがあったとして、このアルバムに選曲されても不思議でない楽曲ってどんなのがあるでしょうか。
そんなの人それぞれと言えばそうかもしれませんが、”日本代表”ってついている以上、それなりに民意を反映させたアルバムだったとして…。
何が言いたいかって、本作『HOWEVER』は、この架空のアルバム、”ラブソング-日本代表-“に選曲されてもおかしくないほど、知名度と楽曲の内容を兼ね備えた1曲だと思っているってことです。
もう、TAKUROのメロディーセンスと言葉選び、そしてTERUの神懸った歌声が奇跡的なほど化学反応を起こした楽曲ですね。
しかしながら、『GLAY』には数々のバラードがありますから、知名度の高い『HOWEVER』は聴き飽きちゃったって人も多いかもしれません。
当時買ったCDは、押し入れの奥底で長い間眠らせたりして。
でも、『HOWEVER』が世に出て20年以上経ち、当時の熱狂が冷め切ったから今だからこそ、冷静な耳でこの楽曲をもう一度聴いてみてもいいのではないでしょうか。
そうすれば、改めて気づけるはずです。
やっぱり『HOWEVER』すごいなって。
平成が終わって令和になっても、十分に通じる普遍的な名曲だなって。
…そしてそのノリで、しばらく『GLAY』漬けになってみてはいかがでしょうか?
きっと、再発見の連続になるでしょう。
『HOWEVER』収録アルバムレビューリンク
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