個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】GLAY/LOVE SLAVE

投稿日:2020年3月4日 更新日:

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。

同郷の友人で組んだバンドが天下を取るという、少年漫画もびっくりの熱いストーリーも『GLAY』の魅力の一つです。青春をバンドにささげたロックキッズなら誰もが夢みる妄想を現実のものにしてしまったバンドと言えるでしょう。

もちろん、その成功の裏には我々の理解を超えた数々の苦悩があったのでしょうが…。

今回は、『GLAY』の楽曲、『LOVE SLAVE』のレビューです。

※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY

『LOVE SLAVE』の全体概要

基本情報

アーティストGLAY
曲名LOVE SLAVE
演奏時間4:17
作詞TAKURO
作曲TAKURO
編曲GLAY & 佐久間正英

『LOVE SLAVE』収録アルバム

アルバム名トラック#
SPEED POP5

オリジナルアルバム『SPEED POP』の5曲目に収録。

※『LOVE SLAVE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

『GLAY』のやんちゃな一面が垣間見れる1曲、『LOVE SLAVE』。

アルバム『SPEED POP』ではスローバラード『ずっと2人で…』の後に配置されているので、この楽曲のやんちゃ感がより一層際立ちます。『ずっと2人で…』のしっとりしたアウトロの余韻も冷めぬうちに突如響き渡るTERUの“アーッ”というシャウトはなかなかの落差がありますよね 笑。

そんな本作『LOVE SLAVE』ですが、アルバムの中をサーチしてまで聴く曲ではないというのが私の正直な感想。

冒頭で使った”やんちゃな『GLAY』”という表現は、字面だけ見れば”激しめのかっこいい楽曲”っぽい印象ですが、『LOVE SLAVE』の方向性はちょっと好みではないんです…。

“やんちゃな『GLAY』”という意味では、例えば『彼女の“Modern…”』とか『千ノナイフガ胸ヲ刺ス』なんかは、曲名はダサいけど(失礼!)、楽曲自体はかっこよく感じて好きなんですけどね。

なんでしょう、楽曲の要所要所で入ってくるブラスの音がかっこいいと思えなのかな…。全編バンドサウンドで押し切る形だったら、本作『LOVE SLAVE』に対してまた別の印象を持っていたかもしれません。

ただ、本作『LOVE SLAVE』で聴ける若かりしTERUの発するシャウトは艶があってかっこいいです。そこはこの楽曲の聴きどころと言って間違いないと思います。

Amazonで試聴できます。

『LOVE SLAVE』収録アルバムレビューリンク

※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】黒夢/Like @ Angel

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカル …

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/TIME SLIP

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/Dearest Love

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/TVのシンガー

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 復活後も精力的に新作を発表してくれるのがとても嬉しいです。 テレビなんかでは、過去の名作を披露してくれることが時々ありますので …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/審美眼ブギ

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! ギラギラした妖しい容姿、歌謡曲風の曲調、核心を突いた歌詞…そのどれもが絶妙なバランスの上に成り立つ唯一無二のバンドです。 一度 …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。
S