90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
デビューが『X JAPAN』のYOSHIKIプロデュースだったこともあり、ヴィジュアル系というカテゴリーに分類されることが多いバンドですが、音楽性は完全にJ-POPのそれ。
メンバー間の仲の良さがにじみ出る優しい楽曲に心癒された方も多いのではないでしょうか。
今回は、『GLAY』の楽曲、『千ノナイフガ胸ヲ刺ス』のレビューです。
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『千ノナイフガ胸ヲ刺ス』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | 千ノナイフガ胸ヲ刺ス |
演奏時間 | 5:16 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY |
『千ノナイフガ胸ヲ刺ス』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
灰とダイヤモンド | 8 |
REVIEW-BEST OF GLAY | 5 |
インディーズアルバム『灰とダイヤモンド』の8曲目に収録。
売れに売れた『GLAY』のベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』にも再録という形で収録されています。
※『千ノナイフガ胸ヲ刺ス』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
なにはともあれ、まずはこの『千ノナイフガ胸ヲ刺ス』という曲名に触れずにはいられません!
あのベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』の収録曲の中でも、ひと際目を引く文字列ですよね。『HOWEVER』…あーはいはい、『口唇』…あーはいはい、『千ノナイフガ胸ヲ刺ス』…へ!?って感じで 笑。
曲名に興味津々な我々の期待を裏切らず、楽曲の方も「センノナイフガムネヲサス!!」というTERUの掛け声から始まってくれます。さすが、リスナーの求めていることをしっかり見極めていますね!
そしてTERUの掛け声の後、間髪入れずに流れ出す尖ったビートとギターリフ。ツインギターの掛け合いがかっこいいです。時代のせいかもしれませんが、このツインギターの掛け合い方は『LUNA SEA』っぽい印象を受けます。
しかし、歌が始まってしまえば完全に『GLAY』の楽曲。
特にBメロ、サビのメロディーは秀逸です。尖ったイントロから親しみやすいメロディーの楽曲に変身してゆく様は、本作『千ノナイフガ胸ヲ刺ス』の聴きどころだと思います。
曲名のインパクトに目を奪われがちですが、それに負けないほど濃い内容の楽曲『千ノナイフガ胸ヲ刺ス』。私はけっこうお気に入りです 笑。
インディーズアルバム『灰とダイヤモンド』のオリジナル版、ベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』の再録版、両方を聴き比べしてみるのも、楽しみ方の一つですね。
特に、最初の「センノナイフガムネヲサス!!」というTERUの掛け声を比べてみるとおもしろいかもしれません。これは私の感想ですが、ベストアルバム再録の方は、インディーズのオリジナル版に比べて、なんとなく掛け声に余裕を感じます。バンドが売れてきたからでしょうか 笑。
Amazonで試聴できます。
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