90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
『GLAY』の商業的全盛期はTAKUROがメインコンポーザーとしてシングルA面楽曲の全てを作詞作曲していましたが、2010年代になって他のメンバーの作品もシングルの顔を飾るようになりました。
変化を続ける『GLAY』の今後がこれからも楽しみですね。
今回は、『GLAY』の楽曲、『Trouble On Monday』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
目次
『Trouble On Monday』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | Trouble On Monday |
演奏時間 | 5:28 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY& 佐久間正英 |
『Trouble On Monday』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
BEAT out! | 4 |
オリジナルアルバム『BEAT out!』の4曲目に収録。
※『Trouble On Monday』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
#1 『More than Love』に始まり、#3『原色の空<Cloudy Sky>』までノリノリな楽曲が続いてきたアルバム『BEAT out!』ですが、続く4曲目には落ち着いたポップソングの本作『Trouble On Monday』が配置されています。
アルバム『BEAT out!』は、この辺りでひと休憩といった感じでしょうかね。
『Trouble On Monday』という曲名通り、相変わらずのキャッチーなメロディーに乗せて日常生活とそのやるせなさが描かれています。直前の#3 『原色の空<Cloudy Sky>』で「破滅」だの「天使」だのと歌っていたわけですが、歌詞の内容だけみるとなかなかの落差がありますね 笑。
歌詞といえば、サビの終わりに出てくる「Count down to 1999」というフレーズに時代を感じるところです。”1999年までのカウントダウン”という意味でしょうが、既に1999年は約20年前のこと…。
本作『Trouble On Monday』が収録されているアルバム『BEAT out!』のリリースが1996年ですので、当時はまさにこのフレーズ通り、もっと言えば、“ちょっとした未来を見据えた歌”とも捉えられたのでしょうが…今となっては古めかしさを助長する一節となってしまっています。
ただ、それ以外の部分、本作『Trouble On Monday』でメインに歌われている”日常生活とそのやるせなさ”については2019の今でも特別違和感はありません。
1999年のカウントダウンをしている1996年の人も、スマホでネットしている2019年の私も、人間の感じる”日常生活とそのやるせなさ”はそんなに変わらないということかもしれませんね。
Amazonで試聴できます。
『Trouble On Monday』収録アルバムレビューリンク
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